fc2ブログ

記事一覧

安倍派にも十分に配慮したバランス感覚の岸田改造内閣

CFR系と安倍元首相の両勢力のバランスの上に成り立っていた岸田政権 先週10日に内閣改造が行われて第2次岸田文雄内閣が正式に発足したため、これまで当欄で述べてきた枠組みに基づいて簡単に見ておく。 岸田首相は茂木敏允幹事長や林芳正外相、そしてラーム・エマニュエル駐日米大使を介した米外交問題評議会(CFR)系だけでなく、安倍晋三元首相からも影響を受けていた。それにより、岸田政権はそれら両勢力のバランスの...

続きを読む

日米欧ロシアで血みどろの凄まじい権力闘争が繰り広げられている

 欧州勢がそれに対抗して打ち出した戦略が、環境問題により地球温暖化を防ぐことを名分に脱化石燃料を目指すことを提唱することだった。欧州連合(EU)が率先してこの問題に取り組んでいくことで、本来的に石油資本で優位性があり、特に近年ではシェール産業を興隆させたことでサウジアラビアを中心とする中東への依存度を低下させたことにより、一段とその傾向を強めている米ロックフェラー財閥より優位な状況に立とうとした。...

続きを読む

提携しながらもドル高政策を巡り対立した米欧財閥

欧州系財閥の親米勢力と米系財閥本流系が提携して米覇権絶頂期を現出(前回の続き) ところで、米ロックフェラー財閥本流系の総帥デイヴィッド・ロックフェラーが「世界皇帝」として君臨した90年代から00年代にかけての米国の世界覇権の絶頂期は、中国沿海部に加工組み立ての生産拠点を集積して「世界の工場」とする供給網(サプライチェーン)の構築を根幹とするグローバル生産体制により形成されていた。 そしてそうした体制は...

続きを読む

それでもCFR系はFRBに強力引き締め策を推進させていく

需要縮小によるリセッションを織り込むと本格的な株安が再来へ 先週は注目された米消費者物価指数(CPI)に生産者物価指数(PPI)も含め、物価指標がいずれも前月はおろか、事前予想をも下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げ観測が後退して株高になる場面が目についた。とはいえ、先週もシカゴ連銀のチャールズ・エバンズ、ミネアポリス連銀のニール・カシュカリ、サンフランシスコ連銀のエリザベス・デ...

続きを読む

先週の動き‥‥米物価指標が予想を下回り米大幅利上げ観測の後退で株高・ドル安に

 先週の国際金融市況は米インフレ圧力の鈍化を示唆する物価指標と連邦準備理事会(FRB)のタカ派的な金融政策姿勢の継続がせめぎ合う展開になるなか、株価が大幅利上げ観測の後退から上伸する場面が目についた。 米国株は週初8日には前週末に発表された米雇用統計がかなり強気な内容になった余波から当初は上昇したが、その後米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて手仕舞い売りが出たことから上値を抑えられた。さらに半...

続きを読む

プロフィール

17894176

Author:17894176
永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。