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記事一覧

注目される自身の立場を大きく変えたFOMC委員の背景を考察する

ポイント・最近のFOMC関係者の発言で注目されるのは、トランプ大統領の意向を受けてFRB執行部の姿勢がハト派的にシフトしているなかで、それまでハト派的とされていたブレイナード理事がタカ派的な姿勢を見せたことだ。・ブレイナード理事は今回、米国経済の高成長から中立金利が押し上げられ、政策金利もより大きく引き上げる必要があるとしてFRB執行部に反する発言をしたが、それはその出身母体である財務省ではいまだ...

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対中国強硬路線で利害が一致したナチズム系とコスモポリタン系

ポイント・16年の米大統領選挙戦中から米国の世界覇権の絶頂期に主導権を握っていたコスモポリタン系は、トランプ大統領の背後でオルタナ右翼の勢力を利用して主導権を握っているナチズム系を攻撃していたが、最近では以前に比べるとそれが緩和しているようだ。・その背景には、コスモポリタン系は米国の一極覇権の再構築を目指すうえで中国を中心とする新興大国を軍事面や金融面から攻撃していたが、ナチズム系も貿易摩擦を繰り広...

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グローバリズム的な点で共通するコスモポリタン系とナチズム系

ポイント・FRBのタカ派路線による“中国叩き”の動きは、以前にはG30を配下に収めているコスモポリタン系主導で行われたが、今回はナチズム系主導で推進されている。・ただし、ホワイトハウスの意向を受けてタカ派路線を推進しているパウエルFRB議長の路線は、オルタナ右翼系から影響を受けているトランプ大統領の言動とは明らかに異なるものだ。・かつて流行した「新世界秩序」という言葉を創始したのがヒトラーであり、それ...

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中国危機の根底にはFRBのタカ派的な路線がある

ポイント・今回の新興国通貨危機はトルコ・ショックが契機となったが、実際に中国からかなり資金が流出していたのに見られるように、本命は中国危機である。・中国政府は商務次官が訪米して貿易協議を再開することを発表したが、通常、首脳や閣僚級による会談を控えて水面下で交渉する次官級以下の交渉は公表しないものであり、人民元や中国株が売り攻撃にさらされているなかで中国側に焦り焦りの色が見える。・米中貿易協議を米国...

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依然としてトランプ政権に抵抗するG30勢力

ポイント・トランプ政権は外交政策の転換から現在ではFRBにタカ派的な姿勢を強めさせているが、兵器の輸出や生産拠点の国内回帰を目指すうえで本来的には緩やかなドル安を望んでおり、これにG30の意向を受けてその地位に就いているドラギECB総裁が抵抗している。・親イスラエル右派的なナチズム系が主導権を握っているトランプ政権は左派的なコスモポリタン系の勢力を排除して権限をホワイトハウスに集中させようとしており...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。