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記事一覧

気になるFRB執行部でのハト派的な動き

ポイント・9月のFOMCの終了後、パウエルFRB議長が積極的にタカ派的な発言を繰り広げた後、トランプ大統領がそれを牽制したことからそれを控えるようになったが、中間選挙を過ぎて、再び他のFOMC委員とともにそうした発言をするようになるか注目される。・気になる要因としては、一つは金融政策が専門ではないクオールズ副議長がハト派的な発言をするようになっただけでなく、ハト派的なクラリダ副議長をFRB執行部に...

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従来の方針を維持せざるを得ないECBの金融政策

ポイント・今回のECB理事会では年末で量的緩和策を終了して来年夏までは利上げをしない方針を維持したが、中国経済の悪化からドイツ経済が失速状態にあるなかで、ドラギ総裁は会見で経済実態が低調な状態にあることを率直に認めた。・イタリアでは予算案の作成を巡り欧州委員会と連立政権との対立が深まっている。今のところECBが買い入れていることでさらなるイタリア国債の利回り上昇が避けられているが、年末までに解決で...

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米国に有利な状況下で米国主導で行われている米中対立

ポイント・ここにきて株価が不安定な動きになっているのは米長期金利が上昇したからだが、その主因は不自然にフラットな状態が続いたイールドカーブが正常化に向かっているからであり、その背景にはFRBがタカ派的な金融政策姿勢を示していることがある。・中国側が危機感を強めているのとは対照的に米政策当局に危機意識がまったく見られないのは、FRBがハト派的な姿勢に転換すれば株価や新興国通貨が上昇するようになること...

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イールドカーブの正常化を利用した米国による中国への攻撃

ポイント・米株価の急落をもたらしている米長期金利の上昇は、トランプ政権で主導権を握っているナチズム系と従来、主導権を握っていたコスモポリタン系の勢力が「中国総攻撃」で足並みをそろえたことでもたらされているものだ。・足元で長期金利が上昇しているのは、それまでイールドカーブが不自然にフラットな状態にあったのが正常化に向かっているからであり、その背景には中国勢を中心とする新興国勢が逃避させていた資金が主...

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米長期金利の急上昇に見られるFRB執行部とG30勢力の連携

ポイント・ここにきて、米長期金利が急上昇してきたことでリスク回避が強まっているが、これまで長期金利が低位安定した状態にあったところに急激に上がってきたので市場が狼狽して当然だ。・ただし、この動きは前週末に中国株を買い戻しておいて、中国市場が国慶節で1週間もの休場中に米系投機筋が米国債を売り崩した形跡があり、策動的なものであるようだ。・基本的にパウエル議長主導のFRBの金融政策姿勢はトランプ政権の外...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。