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記事一覧

米権力者層の意向を受けて変質してきたFRB議長の政策姿勢

ポイント・FOMCで主導権を握っているのはFRB議長を中心とする執行部だ。6月のFOMCまではトランプ政権が北朝鮮問題に優先的に取り組んでいたなかで中国に配慮してハト派的な姿勢だったが、それ以降、貿易問題で圧力を強めるとともにタカ派路線にシフトした。・先週のパウエル議長のジャクソンホールでの講演内容はハト派的で来年中の利上げ打ち止めの見方が再燃しているが、トランプ大統領による圧力だとすれば、中間選...

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FOMC内部で議論を闘わせるタカ派とハト派

ポイント・トランプ大統領がFRBにタカ派的な路線を牽制している背景として考えられるのは、一つは中間選挙を控えて株価を押し上げようとしていることであり、もう一つがその背後のナチズム系の勢力が中国に圧力を強めても“殺す”ことまでは望んでいないことだ。・7月31日~8月1日開催分のFOMC議事録では、政策金利が中立金利の水準に近づいており、多くの委員がその水準を2.50~3.00%と見ているなかで、ハト派の中からは...

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まだハト派色が強いECB理事会の政策決定

ポイント・今回のECB理事会では既にフォワードガイダンスの修正をすることが決まっていたなか、必要に応じて量的緩和の拡充をするとの文言が声明から削除されたが、それ自体は予想通りだ。・それ以外ではゼロ金利が相当期間続くことや、これまで買い入れた債券は再投資することも盛り込まれたが、現執行部がドラギ総裁はじめ現執行部がまだハト派で占められているので当然の結果である。 それにしても先週から今週にかけては激...

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FRB新議長による議会証言の本質とその裏事情

ポイント・今回のパウエル新FRB議長の議会証言は市場ではタカ派的と受け止められたが、いかにホワイトハウスの“イエスマン”であっても、就任してすぐに従来の路線を抜本的に変えられないのは当然のことだ。・ただし、イエレン前議長は米国経済が非常に好調な状態のなかで減税やインフラ投資といった刺激策を打ち出すことに批判的だったが、パウエル新議長はイエスマンとしての性格から、米国経済の生産性や賃金を引き上げるとし...

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迫る米国による北朝鮮への攻撃に向けて追い詰められる中国

ポイント・米国はサプライズな時期に北朝鮮への攻撃に踏み切ると思われ、その際には北朝鮮には配慮しないで敢行することになる。・中国は北朝鮮を攻撃するにあたり、人民解放軍が動かないことを中国側から確約を得ようとしており、国連安保理での制裁決議を守っていないことを責めて中国を追い詰めている。・国連安保理では米国は中国側がしっかり遵守できないことを承知のうえで制裁決議を決めさせたのであり、中国も含む全会一致...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。