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記事一覧

FRBの金融政策を左右するFOMCのオール・ハト派的な情勢

ポイント・現在、FOMC委員の間では、もとよりハト派的な委員だけでなく、中間派からタカ派とされていたはずの委員まで、ほとんどがハト派志向になっている。・FRBは短期金利だけでなく長期金利も0%かそれに近い水準に引き下げようとしており、様々な手段が検討されている。ただ先週、公表された議事要旨でも示唆されるように、日銀が導入しているYCCについては否定的な委員が多いようだ。・FRB議長や副議長、各理事...

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FRBを巡るナチズム系と軍産系の争奪戦

ポイント・FRBは1%台のインフレ率下でゼロ金利にし、さらに無制限に資産を購入したなかで、今後も最低でも国債やMBSを毎月1,200億ドル購入していくので、巷間では悪性インフレに陥るとの懸念が強いが、FOMC委員はディスインフレ傾向にあるとの見方が主流だ。・もとよりFRBは米軍産複合体系の巣窟であるG30の管轄下にあり、利上げ推進による新興国撃滅路線が展開されたが、トランプ政権の成立で主導権を握ったナチ...

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日銀は実質的に超緩和策の継続を封じられている

ポイント・現在、米国経済は株高には申し分のない「ゴルディロックス」の状態がまだしばらく続くことが見込まれる。ただ米株価が史上最高値を更新している割に、金相場が底堅く推移していることや、それほど円安が進まないことが注目される。・その背景には、一つにはトランプ政権の背後のナチズム系の権力者層が米国の世界覇権を意図的に後退させようとしているなかで、米ドル基軸通貨体制も弱体化させようとしており、FRBの金...

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FOMCで米大統領と地区連銀総裁の軋轢が本格化

ポイント・今回のFOMCで予想通り0.25%の利下げの決定を決めるにあたり、反対票が3人いた。一人は0.50%の利下げを主張した一方で、2人が据え置きを求めたが、この2人は前回の会合でも反対票を投じている。・今回のFOMCでは、トランプ大統領はゼロ金利かマイナス金利に引き下げることを望んでいたのと比べるとかなりタカ派的な内容になった。いうまでもなく、大統領は決定に対して今回も批判を浴びせている。・FRBで...

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なし崩し的な財政規律の緩和につながるECBの上限規制修正の動き

ポイント・ECBが量的緩和策を再開するにあたり、二つの手段がある。一つは収支比率規制を緩和して経済規模の小さい国の国債をより多く買えるようにすることであり、もう一つが購入資産の上限規制を撤廃してドイツ国債をより多く買えるようにすることだ。・次回9月の理事会では上限規制の撤廃が決まるようだが、それは一つには、出資比率規制を緩和するにはユーロ圏加盟国を個別に対応して全体的に調整する必要があるのに対し、...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。