記事一覧

企業側の採用掘り起こしに変化が見られた米雇用統計

ポイント・今回の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が20万人を超える大幅な増加となり、過去分も計3万人以上も上方修正されるなど、労働需給がひっ迫しているにもかかわらず依然としてかなりの新規雇用者が生み出されている状況が明らかになった。・その背景には、企業側は最近では長期失業者を雇うことで対処してきており、それが全体の賃金抑制につながっていたが、最近では質の悪い労働者を敬遠して主婦層はじめ女性をより多...

続きを読む

かなり強気な内容になった米雇用統計

ポイント・今回の米雇用統計は失業率、非農業部門の雇用者数、平均時給どれを取っても事前予想を上回る強気な内容となり、市場ではFRBの利上げ加速観測が再燃しつつある。・失業率の低下は労働参加率が下がったことでそれなりに説明できるが、約50年ぶりに低下したなかで、非農業部門の雇用者数が20万人を超える増加ペースに回帰しているのでこれから一段と低下していきそうだ。・平均時給も事前予想を下回ったとはいえまだ水準...

続きを読む

NFPが低調も悲観できない米雇用統計の内容

ポイント・失業率が前月と変わらなかったなかで労働参加率が0.1ポイント低下したが、前月に0.3ポイントも上昇した反動が出ていることも考慮すべきだ。・非農業部門の雇用者数が事前予想を大幅に下回ったが、前月にかなりの高水準を記録した反動が出ていることや、寒波の影響で経済活動が鈍化した影響も考えるべきだ。・平均時給は低水準ながらも着実に上昇しているが、今回は好景気が続いているのを背景に長期失業者が減っているこ...

続きを読む

極めてタカ派的になった米雇用統計の内容

ポイント・今回の米雇用統計では失業率が低下予想に反して前月と変わらなかったが、職探しをする人が大幅に増えて労働参加率が急上昇しており、それが前月と不変だったら0.2ポイントほど低下していたと思われる。・労働市場が極めてひっ迫しつつあるのはNFPの30万人を超す伸びに端的に表れており、過去分がかなり上方修正されているだけでなく、内容的にも製造業が伸びているなど申し分のないものになった。・その割に平均時給...

続きを読む

平均時給が大幅に伸びた米雇用統計

ポイント・今回の米雇用統計ではNFPが20万人に達するなど高水準の増加傾向が続いていることで、4.1%にまで低下している失業率が一段と低下していくことが見込まれ、AIへの投資が増えることやある程度はインフレ圧力が強まることが想定される。・平均時給が3%近い水準に一気に大幅に伸びたのは一時金の支給が寄与したかもしれないが、前月分が大幅に上方修正されていたあたり恣意性を感じずにおかないものであり、既にある...

続きを読む

プロフィール

17894176

Author:17894176
永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。