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記事一覧

利下げまで織り込む米逆イールドの不自然な状態

ポイント・最近、米国では長期金利を株価は順相関の関係で推移しているが、その主因はリスク選好が強まると債券売り・株式買い、リスク回避局面では債券買い・株売りの指示が出るように設定されたプログラム売買が行われているからだ。・ここにきて利下げを織り込むほどまでに長期金利が低下して逆イールド化が進んでいるが、中国経済や欧州経済はともかく、米経済は足元では特殊要因から落ち込んでいるとはいえ趨勢的には潜在成長...

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欧州経済とユーロ相場とECBの金融政策

ポイント・ユーロ・ドル相場はレンジ内での動きが続いているが、中国経済が実質的に失速状態に陥っていることでドイツでもリセッション入りが危惧されるなどユーロ圏経済も相当に悪化しており、本来ならユーロ安が進んでおかしくない状況だ。・本来ならECBは量的緩和策を再開しておかしくないが、買い入れる国債が不足しているという技術的な要因に加え、米トランプ政権が自国通貨安政策を推進していると批判しているため、米国...

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FOMCで打ち出された政策姿勢と不可解な市場の反応

ポイント・長期金利が一段と低下してイールドカーブが一部の期間で逆イールドになっているが、米国経済が19年後半から20年にかけてリセッションに陥る可能性は十分に考えられるものの、足元では依然として潜在成長率を上回っており、現状ではそこまで下がる状況にはない。・既に債券相場は19年中には利上げがまったくないことを織り込むまでに買い進まれていたなかで、FOMCではまだ2回も利上げを決める見通しが示され、本来な...

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極めてタカ派的な内容になったFRB議長の議会証言

ポイント・今回のパウエルFRB議長の議会証言では漸進的に利上げを推進していく姿勢が示されたが、堅調だった米国経済が大型減税の影響で一段と浮揚しており、コアPCEもついに目標値である2.0%に達したので、利上げ推進の強化はおかしなものではない。・前回のFOMCまではハト派的な姿勢が強かったFRBがその後タカ派的な姿勢に回帰しているのは、トランプ政権が朝鮮半島の非核化問題を棚上げにして貿易摩擦を激化させ...

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米長期金利の上昇力抑制の謎について

ポイント・以前から米イールドカーブはフラットな状態だったが、最近では大型税制改革により賃金が上がり、インフレ率も上昇してきたことで中期債の利回りが上昇してきたものの長期債が上がらず、フラットな部分が期間が長めのところにシフトしている。・今回のFOMCでの声明文では最近の動向を映して物価判断が上方修正されたが、今後の金融政策姿勢については従来とそれほど変わらず、市場ではハト派的と受け止められたようだ...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。