記事一覧

ドイツ・ECB間の裏合意に見る米国の戦略

ポイント・FRBが金融政策の正常化を推進することで新興国不安が強まれば欧州の大手銀行はさらに巨額な不良債権を抱え込むことが見込まれるなかで、債権者負担の放棄の例外的措置が取られたことでドイツの財政負担が著しく拡大する恐れも。・欧州統合を巡る動きでは政治統合が実現せず、金融政策が一本化されても財政政策についてはそうならなかったが、その背景にはドイツの財政負担の激増を予知していた可能性も。・米国はロシ...

続きを読む

信用危機、リセッション、戦争の到来が予定されている

ポイント・新興国危機を引き起こせば米国にその危機を遮断させることに米政策当局や権力者層が自信を持っているが、株安が進むとともに米国経済のリセッション入りは避けられない。・しかし、それにより究極の景気対策として戦争が引き起こされるなど軍需が創出されるが、それこそが米国が世界覇権を維持していくうえで必要不可欠なものである。・米国では10年前を除き、「7」「8」の年に金融市場がクラッシュし、「9」の年には...

続きを読む

米国は基軸通貨ドルの信用に自信を深める

ポイント・米国が意図的に新興国通貨危機を引き起こすような政策が打ち出せるようになったのは、リーマン・ショックとギリシャ危機を経て、基軸通貨ドルに対する信用を強めたからだ。・米国に信用危機が波及しそうになっても、基軸通貨を直接創造できるFRBが問題のある銀行に迅速に資金供給に動けばそれを遮断できることを再認識したことが非常に重要だ。米ドルの基軸通貨としての信用が見直される 米連邦準備理事会(FRB)...

続きを読む

FRBは本当は新興国危機の到来を望んでいる

ポイント・市場がFRBの政策方針を織り込まない本当の理由は、流動性が収縮することで新興国不安が引き起こされやすくなり、また米国にも跳ね返ることを懸念しているからだ。・しかし、FRBが本当に目指しているのは、新興国危機を引き起こすことで米国優位の状況をもたらすことや、放出する米国債を新興国勢に吸収させるためである。・これまで米国はドル安にすることで対外債務を帳消しにし、リーマン・ショックの際にも新興...

続きを読む

人民元を強力に管理する方針に転じた中国政府

ポイント・リスク選好が強まっていたことで世界的に株高になってきたなかで、市場規模が小さい新興国株は先進国株以上に高騰していたが、中国株は管理色が強く鈍い動きが続いていた。・最近では中国の当局はFRBの超タカ派的な金融政策もあって一段と資本流出を警戒して管理色を強めており、人民元相場の値動きも人民銀行の裁量が増している。・中国の当局が人民元崩落を阻止する目的には国家の威信や人民元に対する信用の低下の...

続きを読む

プロフィール

17894176

Author:17894176
永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。