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記事一覧

米雇用統計に見られるグローバル生産体制変調の兆候

ポイント・トランプ大統領がその周辺の人脈がFRBに利下げを、さらには量的緩和策の再開まで求める姿勢を示していることで市場では一段と年内の利下げ観測が高まっているが、米国経済の情勢を考えると利下げを議論し得る状況ではない。・雇用統計の発表では前月に強烈な寒波の襲来からかなり落ち込んだことで注目されたが、労働市場では好調な状態が続いていることが裏付けられた一方で、平均時給の伸びが鈍化するなど賃金上昇圧...

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輸出の落ち込みに見られる中国経済の成長継続の限界

ポイント・中国の2月の貿易統計では輸出、輸入がともに前年同月比でマイナスの伸びになったが、このうち輸入の落ち込みについては内需の不振が続いていることを映すものであり、景気対策を見越して重厚長大産業系の国有大企業が生産を伸ばしていることがうかがわれる。・輸出は前月が春節による駆け込みからプラスの伸びになったことから注目されたが、結果はその反動が出たことで20%もの大幅なマイナスの伸びになり、昨年11月以...

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中国経済の失速をもたらした輸出の大幅な鈍化の背景について

ポイント・先週の中国の経済統計では生産者物価指数が大きく落ち込んだことが衝撃を与えた。いかに政府が経済対策でインフラ公共事業を打ち出しているなかで、鉄鋼やセメント等の国威憂大企業による重厚長大産業の生産が活発化して供給が増えているかを物語っている。・中国の貿易統計では輸出が昨年10月までは前年比二ケタで伸びていたのが11月以降、急速に鈍化したのは、米国との貿易戦争だけで説明するのは困難であり、そこには...

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イタリアの財政問題も米ナチズム系のシナリオ通り

ポイント・年明けからECBが債券買い入れをやめることでイタリア国債の利回りが急上昇することが危惧されていたが、量的緩和策の終了が宣言されるとともに同国の財政問題が薄らぐあたり、米ナチズム系の権力者層による仕組まれた動きが疑われる。・米ナチズム系がイタリアの財政問題を持ち出した目的は、米ゴールドマンが関わっていると見られる“粉飾”されたフランスの財政事情を暴露することにあると考えられる。・このように考...

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落ち込みが鮮明になってきた中国経済

ポイント・今回の中国のGDP成長率は前期から0.2ポイントも低下したが、固定資産投資のなかでも特にインフラ投資が落ち込んでいるあたり、習近平国家主席の政策姿勢の影響が出ている。輸出が伸びて支えているが、これがこれから落ち込むことでさらに低下していく公算も。・中国の経済指標は信憑性が著しく低いが、例えばGDP統計では当該機関の20日後に発表されて修正されることもなく、ブレもまったくないあたり、それほど調...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。