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記事一覧

FRB関係者のハト派的な発言と声明文の内容との相違との考察

・FOMC議事録ではハト派的な議論が行われており、ドットチャートの内容がタカ派的になったのはあくまでも“条件付き”であることが明らかになった。パウエルFRB議長の発言内容も前週末と同様に会合での議論に沿ったハト派的な内容になった。・ただし、前週末の発言とは異なり、パウエル議長は今回は資産縮小の動きを推進していく姿勢を示したが、その背景にはイールドカーブの形状を正常化することで、多国籍企業に打撃を与え...

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本当は量的緩和策の終了に動けないはずのECBの金融政策

ポイント・ECB理事会での声明では従来の方針が踏襲されたが、ドラギ総裁は会見で先行きのユーロ圏経済とインフレ率の見通しを下方修正したことで、市場では利上げ開始の時期が現時点ではまったく見通せないとの見方が主流になっている。・実際、欧州経済はこのところ一段と悪化しており、英国のEUからの離脱問題やフランスでの大規模なデモ、イタリアの財政問題もくすぶっていることを考えると、本来なら利上げの開始はおろか...

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ハイテク企業への攻撃を目論んでいたFRBの背後の権力者層

ポイント・FRB執行部がタカ派的な姿勢を示してきたのは、中国に打撃を与えるためだけでなく、多国籍企業に生産拠点を米国内に回帰させることもその理由の一つであり、そこで今回は「GAFA」と呼ばれるネット企業群を中心とするハイテク企業が狙われた。・今回の米株安ではダウが10月3日の史上最高値から1カ月半超で10%ほど下落したが、特にハイテク株の下げがきつく、それもとりわけGAFAの4銘柄がいずれも高値から20...

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米雇用統計の内容はタカ派的だが・・・・

ポイント・FRBはイエレン前議長時代にコスモポリタン系のG30から派遣されたフィッシャー副議長主導でタカ派的な金融政策姿勢が推進された後、パウエル現議長は朝鮮戦争の終戦宣言を目指してハト派的な姿勢に転じたが、中国敵視姿勢になったことでタカ派姿勢に回帰。・今回の米雇用統計は失業率が不変も労働参加率が0.2ポイントも上がり、NFPも事前予想を上回るタカ派的な内容になったが、NFPがその2日前に発表されたA...

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委員の見解が割れているなかで注目されるFOMCでの動き

ポイント・足元の米国経済が極めて好調な状態にあるなかで、いかにFRB執行部がトランプ大統領の意向を受けて政策金利の引き上げを中立金利に達した時点で打ち止めにするとしても、さらに利上げを続けるように主張するFOMC委員が出てきておかしくない。・足元の高成長は大型税制改革の効果によるところが大きく、リセッション入りを早めた可能性があることから即刻利上げを中止すべきだと主張する声が出ている一方で、今のう...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。