記事一覧

保護主義的な政策が物価上昇による経済繁栄をもたらす

ポイント・グローバル生産体制が崩壊していくと、企業が経営合理化に努めても限度があり、趨勢的に物価が上昇していくが、賃金引き上げが一般化していけば製造・販売コストより販売価格の上昇が上回ることで収益期待の拡大から設備投資が活発になることが期待できる。・これはコンドラチェフ・サイクルの上昇局面で特徴的に見られる現象であり、前回の上昇局面でもGATT体制の確立からそうした状況になった。ただ、当時とは異な...

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グローバル生産体制とWTO体制の崩壊を目論むトランプ政権

ポイント・トランプ政権の発足当初は親イスラエル左派系がロシアゲート事件等で揺さぶっていたこともあって通商政策面では穏健派が主導権を握ったが、そうした揺さぶりが下火になるとともに右派的なナチズム系が勢力を強めて強硬派にそれが移っていった。・中国の米国向け輸出の多くは米系多国籍企業によるものなので本質的に米中貿易摩擦は存在しないと主張している向きは、トランプ政権が本来的に目指しているものを理解していな...

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巨大な対立軸を構築するユダヤ資本に操られる米中両大国

ポイント・トランプ政権が「米国第一主義」を唱えていたのは、米国の世界覇権の絶頂期に確立されたグローバル生産体制が機能しなくなり、斜陽期に転じたなかで登場したことと大きな関係がある。・トランプ政権は巨大な軍需を創出するために中国を対象に新冷戦体制に持ち込もうとしているが、かつての冷戦時代とは異なり、米軍を撤退させて属国群を独立させて軍事力を強化させたうえで、それらの国々と提携していくことで中国と対峙...

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ロシアとの提携でNATOが崩壊・変質し欧州に危機が迫る

ポイント・米国は中国に対して北朝鮮に対して軍事攻撃の可能性や貿易摩擦を強めて圧力をかけてきたなかで、外交面でもロシアと提携しようとしているのに対し、米朝間で水面下で交渉していた際に中国は上海協力機構の首脳会議を開催して同国を繋ぎ止めようとしていた。・米朝首脳会談が実現した今、これからは日朝首脳会談とともに米ロ首脳会談の行方が焦点になるが、トランプ大統領が親イスラエル左派系からロシアゲート事件を引き...

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米中貿易摩擦面から見た米朝ドタバタ劇のもう一つの狙い

ポイント・米国は中国に対して2,000億ドルもの対米貿易黒字を減らすように求めているが、いかに中国側が輸入を大規模に増やそうとしても、米国内では製造業が空洞化しているだけに供給能力がないことから、そうした要求は非現実的である。・米国は貿易協議で本当は中国に対して「中国製造2025」や技術強要の廃止を求めているが、新興産業を興したり技術革新の能力がない中国はそれを受け入れると経済発展できなくなってしまうので...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。