記事一覧

日銀の外債購入が意味する本質について

ポイント・黒田総裁は外債購入の実施について決して否定しているわけではなく、単に介入目的で動くことが禁じられていることを指摘しているに過ぎない。・具体的な外債購入の手段としては、相対で引き受けたり、財務省が米国債を買っておいて日銀が為券を引き受け、後からそれらを交換するといった手段が考えられる。・日銀による外債購入の本当の目的は、中国が不良債権処理を目的に売却される米国債を引き受けたり、米政府による...

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日銀は長期金利を上昇させて意図的に信用収縮を招来へ

ポイント・日銀の黒田総裁はG30の指示を受けて超大規模な金融緩和策を推進してきたが、それにより2%の物価上昇率目標を達成できるとは総裁自身やG30幹部も思っていない。・市場は今回、日銀が設定した長期金利の目標水準に誘導できないと高を括っているようだが、それなりに上昇させるのはそれほど難しいことではない。・長期金利が上昇すれば資金が逆流していくことで市場が大混乱する恐れがあり、G30やその背後の米権力者層...

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予想通りの内容になったFOMC

ポイント・利上げ見送りを決定するにあたり、3名もの反対票が出るなど、いかに現在ではGFOMC内部で意見の隔たりがあり、合意形成が難しい状況にあるかを物語っている。・今回のFOMCでは利上げの決定が見送られ、声明文やイエレン議長の会見の内容はいくぶんタカ派的になり、予想通りの内容に。・イエレン議長の心境が揺れているようだが、12月の利上げはG30の指示を受けたものであり、状況が悪化しない限り現時点では既...

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米株価の微妙な水準での推移はまだ続く

ポイント・先週の日米の金融政策の決定を受けて株価が上昇し、クリントン前国務長官が有利な情勢になっているように見えるが、まだ予断を許さない。・ダウはまだ微妙な水準から脱しておらず、史上最高値を更新できずに1万8,000ドルを割り込んで下げていくとテクニカル的にかなり悪化することに。 先週の国際金融市況は日米の金融政策の結果を受けてリスク選好が強まり、株価が上伸した。 週前半は前週までと同様に動意薄が続い...

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日銀の米国債購入に至る究極のポリシーミックスが求められる

ポイント・米国では財政政策と金融政策の融合を唱える新ケインズ主義が主流となっており、リフレ派もその範疇に属し、政治的には好戦的なネオコン派につらなる。・財政支出の究極の手段が軍事支出であり、それを中央銀行に引き受けさせる政策の推進を主張している勢力が90年代前半以降の米国で主導権を握っている。・大増発される米国債の引き受け先として最も望ましいのが日銀であり、その日銀に外債購入を決めさせるためにリスク...

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米ロックフェラー系主導で金融政策が管理操作される

ポイント・黒田日銀総裁は就任以来、独断専行で金融政策を決めてきた印象が強いが、実態は主要国の中央銀行の金融政策を実質的に統轄しているとされるG30の指示によるものであるようだ。・主要先進国の中央銀行はどこも本来は欧州ロスチャイルド系だが、現在では英LSE人脈を介して米ロックエラー系が実質的に管理操作しているようだ。・欧州ロスチャイルド系は銀行家出身であるだけに通貨価値の維持にこだわるのに対し、米ロッ...

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信用不安を強めようとする動きが出てきた可能性も

ポイント・原油市場でIEAが石油需給の供給過剰の長期化見通しに「現実的に」修正したが、この予測数値には米石油メジャーの意向が入っていることに留意する必要がある。・日銀は国債の買い入れ額の柔軟化については緩和策の縮小と見られるのを警戒して打ち出される公算は低く、物価の2%目標はあいまいな表現に修正される公算が高い。IEAが供給過剰長期化見通しに 先週の金融市況の動きは前週までと比べるといくぶん値動き...

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講演会開催のお知らせ

毎度、当ブログを御覧いただき、ありがとうございます。このたび、興味をもって読んでくださる読者の皆様方に、講演会を開催させていただければと考えております。喫茶店にて少人数にてアットホームな雰囲気で開催させていただければと考えておりますので、お聞きになりたいことがあれば筆者に質問していただければと思います。講演が終わった後、近くの居酒屋にて、筆者と読者の皆様方をつなぐ懇親会の開催も考えておりますので、...

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中国の米国債取り崩しで日銀が引き受けか?

ポイント・G20サミットの裏合意では、中国側は過剰生産能力の削減をはじめ構造改革路線の推進とともに、不良債権処理ビジネスを手掛ける外資の進出を認めざるを得なくなる。・いよいよ中国側は米国債を処分売りせざるを得なくなるが、その受け皿として、日銀に為替介入に当たらないように市場を通さず相対での外債購入を決めさせようとしている。外資の参入を認めざるを得なくなる 前回の当欄で述べたように、北載河会議での状況...

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北載河会議で敗れ習近平の基盤が弱体化

ポイント・G20サミットで中国が米国による包囲網から防戦一方になったのは、北載河会議で習近平が長老に敗北し、その基盤が揺らいでいたことも影響していたようだ。・習近平に対抗するにあたり、上海閥の曽慶紅と共青団系の胡錦濤が提携して対抗したが、やがて両者の対立が再燃することも。・北載河会議では習近平の系列の次世代組が出席できず、来秋の共産党大会後にレームダック化の公算大の一方、巻き返しを図り第二の文化大革...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。