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記事一覧

FRB副議長の発言から見る権力者層の意向の変遷と利害関係

ポイント・フィッシャーFRB副議長は講演で財政刺激策を肯定することを述べたが、自身が英LSEの直系の人脈であり、米権力者層につらなるだけに当然の発言内容である。・トランプ次期大統領にはゴールドマンが支援し、その地位への就任に際して欧州系財閥から承認を受けたが、今回、シティ系や米系財閥とも提携することになったようだ。・欧州系財閥は中国と提携してユーラシア大陸に巨大な経済圏を構築しようとしたが挫折しそ...

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そろそろ予定されている調整局面入りか?

ポイント・米大統領選挙でトランプ候補が勝利して以来、ドル相場も株価も棒上げ状態だったが、ここにきて個人投資家が高値を追いかけて買い付くようになり、局面が変わりつつあるか?・今週はOPEC総会、イタリアの国民投票と重要なイベントが続き、翌週のFOMCでは委員が来年の利上げの回数はどのように見ているかが焦点に。局面が変わりつつある? 先週には米株価は再び堅調な地合いになってきたが、外国為替市場ではドル...

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先週の動き・・・・米長期金利上昇、ドル高、株高を継続

ポイント・トランプ米次期政権の経済対策やインフレ観測から米長期金利上昇、ドル高、株高傾向が継続したが、ユーロ・ドル相場は週末には反落し、その勢いが鈍化する兆しも。 先週の国際金融市況も、23日には日本で勤労感謝の日で、翌24日には米国で感謝祭(サンクスギビング・デー)で休場となり、週半ば以降は閑散な商いとなったなか、米長期金利の上昇傾向が続くとともにドル高や株高傾向を継続した。引き続き、ドナルド・トラ...

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景気・歴史循環から米次期政権の性格を考察する

ポイント・トランプ次期政権は自由貿易を肯定せずに反グローバル的な姿勢を見せており、そこが「双子の赤字」を積み上げたかつての政権と異なるところだ。・トランプ次期政権の反グローバル的な姿勢は、ヘゲモニー・サイクルが天井を打って下降局面に転じ、米国の世界覇権が衰え始める時期に誕生することで説明できる。反グローバル的な姿勢がかつての「双子の赤字」政権と異なる ところで、ドナルド・トランプ次期政権が提唱して...

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安倍―トランプ会談が意味する今後の日米関係

ポイント・トランプ次期政権がこれから「双子の赤字」を積み上げていくのが確実な状況のなかで、大幅に増発される米国債を日銀に引き受けさせる制度を構築しておく必要がある。・そのためにも米大統領は日本側の首相と良好な関係を構築する必要があり、トランプ次期大統領が最初に安倍首相を自宅に招いたのは重要な意義がある。・かつてのレーガン、ブッシュ大統領も「双子の赤字」を拡大させるにあたり、中曽根、小泉首相と良好な...

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今回のFRB議長の議会証言の内容の考察

ポイント・イエレンF議長は議会証言で12月の利上げの決定を事実上「宣言」したが、他の多くのFOMC委員がそれを指摘しているとはいえ、FRB議長の発言には特別な重みがある。・ただ以前、「高圧経済」の概念を提唱していたイエレン議長は来年以降の利上げに言及しておらず、米権力者層の意向を受けた他のFOMC委員と対立して孤立化する懸念も。・イエレン議長は膨大な財務残高を背景にトランプ次期政権が提唱している財政...

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日銀の指し値オペ発動についての考察

ポイント・日銀は長期金利の誘導目標水準を0%に設定しているなかで、その上下0.1%の範囲内で推移するように誘導しようとしている。・今回、日銀は長期金利が0.1%にはるかに達しない段階で指し値オペの発動に動いたが、その対象は2、5年債であり、不規則なイールドカーブの形状を是正するのが目的である。長期金利の誘導目標水準は形骸化したのか? 次に、17日に日本銀行(日銀)が実施した指し値オペについて検証する。 日...

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高成長を記録した7-9月期GDPの考察

ポイント・今回のGDP統計では輸出と住宅投資の伸びが高成長をもたらしたが、輸出については国際収支統計の内容を見る限り、違和感を拭えない。・輸出の高い伸びは、付加価値を多く見積もることで実態より高めに出しており、安倍政権に配慮したことが考えられる。住宅投資の伸びは妥当だが不可解な輸出の伸び まず、先週初14日に発表された日本の7-9月期の国内総生産(GDP)統計について考察する。 今回、実質GDP成長...

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先週の動き・・・・米次期政権への期待から米長期金利の上昇傾向が継続

ポイント・先週もトランプ次期政権への政策期待やインフレ期待から米長期金利の上昇傾向が継続。それに追随して日欧の長期金利も上昇し日本ではプラス圏内に。・それにより外為市場ではドル高圧力が継続。・米国株は米利上げ加速観測から上値が重くなり安定した動きに。日本株は円安から上伸傾向を継続。 先週の国際金融市況もドナルド・トランプ次期政権が打ち出す政策期待やそれに伴うインフレ期待から米長期金利の上昇傾向が続...

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「双子の赤字」対策で信用不安が引き起こされる

ポイント・トランプ次期大統領は背後に巨大な軍産複合体が控えているあたり、レーガン政権と共通しているが、公共事業を推進しているところはルーズヴェルト大統領に近いところも。・かつてのレーガン政権と同様に、トランプ次期大統領が提唱している政策を打ち出せば「双子の赤字」が膨れ上がるのが目に見えており、日銀に外債購入を決めさせる必要がある。・大統領選挙でトランプ候補が勝利して以来、ドル高や株高が急激に進んで...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。