記事一覧

森友問題の本質と裏工作について推察する

ポイント・8億円も激安な価格で国有地が払い下げられた際に政治家が関与していなかったとは考えにくく、安倍首相も関与してキックバックが渡っている可能性がある。・籠池理事長は証人喚問の際やそれ以前に安倍首相が100万円を寄付したことを強調してそこに注目を集めさせたが、その背後に官邸側と連携していた可能性を考えるべき。・辻元議員の件を暴露されたこともあって民進党の追求が弱まってしまい、官邸からの圧力で家計学...

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証人喚問の論点と森友問題の本質

ポイント・23日に行われた証人喚問では夫人を介して安倍首相が100万円を寄付したことばかりに注目が集まったが、それ自体は特に大きな問題ではないはずだ。・本当に大きな問題は小学校建設用地にごみ処理費用として8億円もの“激安”な価格で国有地が払い下げられ、そこに政治家の関与があったかどうかだったはずだ。首相の100万円の寄付の件に注目が集中 今回は市況にはそれほど影響を及ぼさなかったとはいえ、先週23日に森友学園...

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米国の圧力に身構える中国と北朝鮮の脅し

ポイント・これから米トランプ政権は税制改革に向けて政策遂行の軸足を移すが、高関税が課されても事実上の国境税が導入されても中国は大きな打撃を受けてしまい、非常に警戒している。・米国は通商問題に北朝鮮問題を絡ませて圧力をかけており、中国は北朝鮮への石炭の輸出を停止することで米国をなだめているが、これ以上の措置を打ち出すのは困難な情勢だ。・北朝鮮は近く米国の意向を受けて大規模な核実験を強行しようとしてい...

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トランプ米政権はオバマケアの見直しを諦めて税制改革案へ

ポイント・政権発足以来、2カ月足らずで編成したトランプ政権によるオバマケアの代替法案は従来の制度の大部分を残したものであり、これに共和党保守派が反対したのは当然である。・トランプ政権が代替法案の成立を早く諦めて税制改革案の制定に軸足を移したのは賢明だが、ここでも高関税と事実上の国境税の導入を巡り議会共和党側と対立点がある。オバマケアの大部分を残すことになった代替法案 先週はオバマケアを巡るドナルド...

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先週の動き・・・・米政権の政策遂行能力に疑問符でドル安・株安

ポイント 米国でのオバマケアの代替法案の成立が暗礁に乗り上げたことでトランプ政権による政策遂行能力に疑問符がついたことから、ドル安や株安に振れやすい展開になった。 先週の国際金融市況はドナルド・トランプ米政権の議会対策をにらみながらリスク回避が強まり、米株価がダウで週を通して320ドル近く下がるなど軟弱な動きになった。 医療保険制度改革(オバマケア)の代替法案を巡り議会共和党との調整が難航していたな...

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したたかな米国による対中国封じ込め戦略

ポイント・米国は中国と敵対するにあたりロシアと提携しようとしているが、当面は核兵器の増強路線への転換や欧州を懐柔するにあたり、一時的に表面的に同国との関係が悪化している。・原油相場が下げてきたことでベネズエラが再び苦しい状況に陥り、それにより水面下で巨額の融資をしている中国経済にも打撃を与えることになる。ロシアと一時的に関係悪化で欧州を懐柔 前日に掲載した通り、マイク・ペンス副大統領が出席した北大...

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G20会議は米国が中国に対して「優勢勝ち」

ポイント・G20財務相・中銀総裁会議では水面下で米中間の対立から紛糾したが、共同声明に「反保護主義」の文言が削除されたので、議長国のドイツが米国寄りの姿勢を強めたといえる。・その背景には、米国側では主要閣僚がドイツに穏健な姿勢を示し、ドイツ側もNATOでの防衛費負担を巡り米国側の要求に応じてその増額を受け入れたことがあったようだ。米国の狙い通り「反保護主義」の文言が削除された共同声明 先週は中国で5...

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FOMCでのハト派的な決定の背後にあるもの

ポイント・今回のFOMCでは年内の利上げの回数の見通しが据え置かれたが、その背景にはまだトランプ政権が税制改革案を中心に財政政策の内容を明らかにしていないことがありそうだ。・見通しの引き上げを回避したのは、トランプ政権との摩擦の回避や、財政政策の内容が示される以前に信用収縮が強まり、FRBが批判されるのを避けようとしているのだろう。・FRB執行部をはじめ多くのFOMC委員は、税制改革を中心に財政政...

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森友問題の高まりは財務省への攻撃か?

ポイント・森友問題が持ち上がったのは、小学校の建設を巡り国有地が不当に安価な価格で払い下げられたことで理財局が攻撃されているあたり、財務官僚群を標的にしている可能性がある。・自民党が相続税を財源とする「教育国債」の発行を提唱しているが、その使途が拡大して永久国債の発行に道を開く可能性があるために財務省が激しく抵抗している。森友問題が市況に悪影響をもたらす状況に また、ここにきて森友学園の小学校の建...

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先週の動き・・・・FOMCの結果を受けて特に対ユーロ主導でドル安

ポイント・FOMCで年内の利上げの回数の見通しが3回に据え置かれたことからドル安が進み、オランダの総選挙の結果やECBの利上げに関する発言からユーロ高も進行した。・ECBの利上げに関する発言は主要政策金利ではなく、銀行がECBに預ける当座預金の付利金利のマイナス状態の解消を意図したもの。 先週の国際金融市況は15日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて一時的にリスク選好が強まったが、それ以...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。