記事一覧

資本取引の自由化の阻止に向けて中国の立場が強まる

ポイント・米国はこれまで、北朝鮮問題を利用して通商、資本取引の自由化に取り組むように圧力をかけてきたが、中国は最近、自由化を明確に拒絶する姿勢に転じたことがうかがわれる。・それを受けて、米国側は米中対話の直前に昏睡状態に陥った学生を帰国させるなどして反北朝鮮感情を煽ることで、再び中国に対してこの問題で圧力を強める姿勢に転じつつある。・ただ、米国としては空母の多くをペルシャ湾に向かわせるなど、既に中...

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人民元を強力に管理する方針に転じた中国政府

ポイント・リスク選好が強まっていたことで世界的に株高になってきたなかで、市場規模が小さい新興国株は先進国株以上に高騰していたが、中国株は管理色が強く鈍い動きが続いていた。・最近では中国の当局はFRBの超タカ派的な金融政策もあって一段と資本流出を警戒して管理色を強めており、人民元相場の値動きも人民銀行の裁量が増している。・中国の当局が人民元崩落を阻止する目的には国家の威信や人民元に対する信用の低下の...

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採決にあたり奇策を講じたFRB執行部

ポイント・FOMCでは超タカ派的な政策を決めるにあたり、ハト派寄りの中間派の反対を封じるために6,450億ドルで0.25%の引き締め効果があるとするリポートを議論のたたき台にした。・9月にバランスシートの縮小開始、12月に追加利上げの決定と以前の想定から順番を入れ替えるようだが、その背後には中国での共産党大会の開催があるものと思われる。ハト派的なリポートをたたき台に 13~14日に開催された米連邦公開市場委員会...

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超タカ派的な政策決定にもかかわらず能天気な市場

ポイント・米国ではインフレ率が上昇せず株価も割高な状態にあり、リセッション懸念も根強いなかで、FRBは利上げやバランスシートの縮小を推進していけないとの見方が支配的だ。・ただし、FRBはバランスシートの縮小は粛々と推進していくことを「宣言」しており、日銀に超強力な量的緩和策を継続させながら資金還流で株高傾向を維持しようとしている。・市場ではFRBが想定通りに金融政策を推進していけないことを前提に動...

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先週の動き・・・・原油安で一時ややリスク回避も後半は動意薄

ポイント・週初にフランスの議会選挙の結果を受けてリスク選好となった後、原油安からややリスク回避が強まる場面があったが、後半にはそれが後退するとともに動意薄の展開になった。 先週の国際金融市況はリスク資産が上値の重い展開になった。米国株は週初19日にはフランスの議会選挙でエマニュエル・マクロン新大統領を支持する新政党が圧勝したのを好感して欧州株が高騰した流れを受けて上伸し、ダウは前週末比150ドル近く上...

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金融市場や政策当局を操り戦乱を引き起こす黒幕

ポイント・昔からユダヤ人金融業者は背後で暗躍して巨大な対立や戦争を引き起こして巨利を得てきたのであり、現在でも誰が黒幕として暗躍しているかを冷静に把握する必要がある。・次期FRB議長候補として急浮上しているテーラー元財務次官はこれまで共和党政権で要職に就いてきたが本来的にはニューケインジアンであり、現路線を引き継ぐ公算が高い。昔から紛争や戦争を引き起こして巨利を得てきた黒幕とは? 私たちは世界覇権...

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影響力を取り戻した米大手金融資本とFRB

ポイント・今回のFOMCの政策決定の背後には、トランプ政権が動揺しているように新イスラエル左派系の巻き返しから金融資本系が復活し、FRBが自由度を握ったことがあるようだ。・米大手金融資本としては日銀が超強力な量的緩和策を継続したままFRBが金融政策の正常化に向かえば米銀の資産が膨らまずに「米国独り勝ち」を現出できるので最も望ましい。・今秋の中国の共産党大会や来年のサウジの国営石油会社のIPO実現ま...

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利上げやバランスシート縮小に対する市場の認識とFRBの思惑

ポイント・もとより市場はFRB執行部が示唆していた利上げやバランスシートの縮小路線を織り込んでいなかったが、今回の政策決定を受けて一段と認識ギャップが拡大してしまった。・利上げ推進には慎重な見解が多いが、筆者は実質金利のマイナス状態の継続によるバブルを阻止するためや、企業側が雇用を減らすのを防ぐためにも推進していくべきだと考える。・FRBがバランスシートの縮小を推進していこうとしているのは、付利金...

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今回のFOMCでの超タカ派的な政策決定の内容

ポイント・今回の利上げの決定を巡り反対者が1名でたが、この人物は地区連銀で前任者の跡を継いでハト派の姿勢を堅持し続けている総裁であるだけに、特に驚くべきものではない。・今回のFOMCの政策決定は今後の利上げのペースの方針だけでなく、資産縮小についてもできるだけ早期に開始し、その後のスケジュールも示されてかなりタカ派的になった。・FOMCでは今後の経済状況の見通しを示すにあたり、唯一、インフレ見通し...

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先週の動き・・・・FOMCを控えてドル安後に決定を受けてドル戻す

ポイント・FOMCではかなりタカ派的な政策決定が行われたが、市場ではその実効性に疑問符がついており、ドル高圧力が鈍く米長期金利も2.1%台で低迷した状態が続いている。・ドル・円相場はFOMCを控えてダメ押しになった後、政策決定後に鈍いながらもドル高に転じてかつての保合い圏内に回帰しており、それ以前の下放れがダマシになりつつある。 先週の国際金融市況は13~14日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。