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記事一覧

北朝鮮問題に絡む米国の独自制裁と中国の銀行問題

ポイント・米国は北朝鮮問題で独自に二次的制裁を発動したが、そこでは同国と取引関係のある外国の金融機関を米金融システムから排除することが柱であり、丹東銀行への処分を他の銀行にも拡大しようというものだ。・米国はトランプ政権の発足当初から北朝鮮と取引関係のある中国の銀行をブラックリストに載せており、4月の米中首脳会談は米国側からそれを突き付けられたことで、制裁の実施を恐れる中国側からその開催を申し入れた...

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「完全に破壊」と「太平洋上の水爆実験」の応酬の考察

ポイント・トランプ米大統領と北朝鮮による子供じみた口喧嘩で舌戦が激化しているが、安倍首相の国連での演説も合わせ、軍事衝突に向けて仕組まれたシナリオの感がしないでもない。・北朝鮮が太平洋上で空爆実験を行うと脅したことについては、実現困難だとの見方が多いが、既にICBMに搭載できるほど小型化に成功している可能性もなくはない。一連の米朝間の応酬はシナリオに沿った動きか 次に、米国との対立が一段と激化しつ...

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米ドル安政策への転換に沿って政策変更の余地を残したFOMC

ポイント・財政政策に遅れて金融政策もフィッシャーFRB副議長主導で正常化路線が推し進められてきたが、その副議長が辞表を提出したのは、米権力者層の路線転換を示唆している。・その背景には、米政府で主導権が新冷戦構造の構築を目指している米系財閥に移り、国防費を大幅に増額していくにあたり、公的債務残高を軽減していくためにドル安政策に転換していくことになったことがあるようだ。・そうしたことは、市場では材料視...

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表面的に従来のタカ派的な姿勢が踏襲された今回のFOMC

ポイント・今回のFOMCでは委員の利上げの回数の見通しが年内にあと1回、来年は3回と6月時点と変わらず、少なくとも表面的にはタカ派的な内容になった。・FRBは表向き2%のインフレ目標の達成を掲げているが、本当の目的は資産価格の高騰の抑制や新興国通貨不安を引き起こして米国優位の状況をもたらすこと、新興国向け対外債務の削減、リセッションに陥らせて戦争を引き起こすことがある。今後の利上げの見通しが注目さ...

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先週の動き・・・・北朝鮮リスクの後退やFOMCから円安、ドル高、株高を継続

ポイント・北朝鮮リスクの後退やFOMCでのタカ派的な内容から円安、ドル高、株高の流れを継続した。日本株は解散総選挙の報道から急伸した。・ダウは史上最高値を更新しており、日経平均も重要なギャップを埋め、ドル・円もレンジ下放れのダマシの後に上限を突破したので、しばらくこの流れが続く可能性が高い。 先週の国際金融市況は週半ばにかけて円安や株高の地合いを継続した。 米株価は北朝鮮リスクに市場がそれほど反応...

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米国は北朝鮮問題を利用して国際体制システムの変換を目指す

ポイント・米国は当初提示した厳格な提案に比べると国連での決議をめぐりかなり譲歩したように見えるが、中国も賛成に回る全会一致で決まったところに意味がある。・米国は段階的に厳しい制裁措置を決めていくことで北朝鮮を兵糧攻めにし、先に手を出させることで空爆のみで反撃していけば、中国としては絶対に手を出せないことになる。・今回の制裁決議のもう一つの狙いは国連が機能していないことを示すことで、「新冷戦」時代に...

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中国封じ込めに向けて連携して動く各国首脳

ポイント・3日に北朝鮮が核実験を強行したのはプーチン大統領の意向によると思われ、モディ首相とともにBRICS首脳会議で習近平国家主席の“顔に泥を塗る”ことが目的だったようだ。・トランプ政権がロシアと提携しようとしても米国内で根強い反対に遭っているなかで、安倍首相はプーチン大統領との橋渡し役としても重要性を増している。・核実験の実施を受けてトランプ大統領が北朝鮮と貿易関係のある国との全面停止に言及した...

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北朝鮮への脅威が属国日本の独立をもたらす

ポイント・米国との間で戦争状態になると北朝鮮軍が韓国を攻撃したり、在日米軍基地を核ミサイルで攻撃することで多数の死者が出るといわれるが、北朝鮮軍に戦闘能力はなく、多分にプロパガンダで洗脳されていることによるものだ。・その効果は核保有に賛成が6割も占めるようになるなど韓国で顕著に出ており、日本でも憲法改正や核保有国への仲間入りへの道を歩むことになる。・それにより日本は米国の属国支配から独立していくこ...

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米国がドル安政策に転換も当面は異なる動きか

ポイント・ドル・円はいったん1ドル=108円台の下値支持帯を割り込んですぐにこの水準に復したことからダマシの可能性があり、その場合には111円台や114円台の上値抵抗を突破していきそうだ。・米政権の通貨政策がドル安政策に転換していることからECBの金融政策が圧力を受けやすく中長期的にユーロ安修正が進みやすいが、当面はユーロ圏域内からユーロ高を警戒する声が出ており、ユーロ高修正が先行か。ドル・円の一時的な下...

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先週の動き・・・・北朝鮮問題が続いたが一転してリスク選好が復活

ポイント・北朝鮮リスクが続いたものの市場ではその動揺が後退し、米ハリケーンへの警戒感も薄れたことからリスク選好が強まり株高が進行し、外為市場でも一転して円安が一気に進んだ。 先週の国際金融市況は北朝鮮問題による緊張状態が続いたものの、市場ではそうしたリスクが薄れたこともあり、円安や株高が進んだ。 米株価は9日の建国記念日に北朝鮮がミサイルを発射しなかったことや、ハリケーン「イルマ」への警戒感が薄れ...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。