記事一覧

サウジ皇太子のイラン敵視・攻撃の思惑はひとまず失敗

ポイント・サウジアラビアのムハンマド皇太子はレバノンの首相を軟禁して辞任させ、同国の内戦を再燃させてヒズボラの背後のイランを誘き出し、「中東大戦」を引き起こそうとしていたが、マクロン仏大統領の横やりで失敗した。・サウジは緊急のアラブ外相会合を開催させてイランを激しく批判したが、米国が軍事国家として育成したエジプトやヨルダンの支持を得られず、イランとの戦争突入に失敗した。・サウジには自国軍が貧弱だが...

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北朝鮮のテロ支援再指定も米国のシナリオ通りの動き

ポイント・米国が北朝鮮をテロ支援国家に再指定する直接的な契機は習近平主席の特使の説得が失敗したからだが、同国としては身分の低い特使が派遣されるのは侮辱以外の何物でもなく、当然の結果だ。・米国はうまくいかないことを承知で中国をけしかけたわけだが、それにより北朝鮮に対する兵糧攻めの強化につなげて先に手を出させれば、攻撃にするにしても中国が手を出せず、米中激突を回避できる。・中国は北朝鮮に対して軍事同盟...

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ドル高調整をもたらしたFRB議長発言とFOMC議事録の検証

ポイント・イエレンFRB議長の講演内容はハト派的な重心がやや強かったが、議長の本音を語った可能性も。ただ、12月FOMC後の会見では従来の執行部の姿勢に戻ると思われる。・FOMC議事録ではハト派的な項目に注目が集まったが、委員のすべての発言が挿入されるので執行部の姿勢に反するものがあって当然。市場ではそれまでの執行部の姿勢が織り込まれているため、議事録の公表後には反対の方向に振れやすい。・ただ今回は...

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先週の動き・・・・感謝祭を迎えポジション整理で特に対ユーロでドル安が進む

ポイント・外為市場では良好な米景気指標の発表で支えられたが、感謝祭を迎えてドル買いポジションの解消が進み、週半ば以降、特に対ユーロでドル安が進んだ。 先週の国際金融市況も株価が前週までに比べると乱高下の度合いが緩和したが、それでも不安定な動きを継続した。 米国株は週初20日には米景気先行指数が4年ぶりの高水準になったことが好感され、ダウが前週末比70ドル超も上げた。翌21日も複数の米景気指標が良好な内容...

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欧州系財閥から原発の優位性の奪取を目論む米系財閥

ポイント・金融面だけでなく、エネルギー面でも世界的に原発事業への逆風が吹いていることで、東芝の問題に見られるように欧州系財閥が苦しい状態に陥っており、朝鮮半島北部のウラン鉱石の利権を握ることで米系財閥が一段と優位な状況になりつつある。・原発事業が逆風を受けるにあたりそれに大きな役割を果たしたのが東日本大震災の発生に伴う東電福島原発の事故だったが、この地震の発生をめぐり怪しい問題が散見される。・震災...

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復活した米国が北朝鮮危機を演出しこの地域のウラン鉱石も狙う

ポイント・キッシンジャー元国務長官が米系財閥にロシアとの提携を提唱したのは、同国とともに朝鮮半島北部のウラン鉱石の利権を握ることで、中国に対して核開発競争で優位に立ち、欧州系財閥から原発の優位性を奪い取る目的もあった。・北朝鮮で主導権を握っている人民軍は共和党系ネオコン派に操られており、表に出てきている金正恩委員長は“替え玉”であるなど、同国のミサイル発射や核実験を強行している動きは“ヤラセ”“自作自...

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キッシンジャー路線を採用しトランプを擁立した米系財閥

ポイント・欧州系財閥は中国に対して国際会計制度の導入や資本取引の自由化を求めるにあたり、トランプ陣営の「米国第一」による保護主義的な姿勢を利用して支援した。・米系財閥は中国を相手に新冷戦構造に持ち込もうとしているなかで、キッシンジャー元国務長官はロシアと提携して中国を封じ込めることを提唱したこともあり、この勢力もトランプ支持に乗り換えた。・米系財閥主導の路線では中国でバブル崩壊が進まないだけでなく...

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トランプを支援した超保守的なヘッジファンドのオーナー

ポイント・ロシアゲート問題でトランプ陣営の選対本部長が起訴されたが、問題はそこにトランプ現政権の重要閣僚とロシア側とのつながり、大統領がFBIの捜査を妨害したかということだが、おそらくそれを立証するのはかなり難しいのは確かだ。・トランプ陣営を支援した超保守派のなかで、巨額の資金支援だけでなく実際に選対幹部にロシアとつながりのある関係者を送り込んだのは超巨大なヘッジファンドのオーナーだ。・カリスマ的...

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先週の動き・・・・リスク回避局面が続き株価が動揺しドル安が進む

ポイント・株価は日本株を中心に動揺する展開を継続したが、総じて週前半には中国の景気減速懸念が、後半にはロシアゲート問題の高まりが圧迫要因になった。・そうしたリスク回避の強まりを受けて外為市場では前半には主に対ユーロで、後半には対円でドル安圧力が強まったが、3月の米利上げを織り込む局面になるとドル高再燃か。 先週の国際金融市況も、米国株はそれほど大きく動かなかったが、日本株を中心に激しく動揺する展開...

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米系財閥が目論む習近平を介した対中国政策の本質

ポイント・今回、中国側が金融業務の対外開放に動いた背景には、先の共産党大会で習近平国家主席が権力基盤を一段と強化し、国有企業改革に大ナタを振るうことができるようになったことがある。・中国政府が国有企業改革を推進していけば不良債権が顕在化していくなかで、外資からその処理ビジネスのノウハウを吸収する必要があるため、米系財閥の金融機関を選別して参入させていくつもりのようだ。・米系財閥はもとより中国を「悪...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。