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記事一覧

本当は超緩和策の微調整をうかがっている黒田日銀

ポイント・日銀の黒田総裁は決定会合後の会見で現行の超大規模な緩和策を続ける姿勢を示し、リバーサル・レートの議論を否定したが、その発言を額面通りに受け取るわけにいかない。・その背景には、黒田総裁の任期が迫っているなかで、総裁としては再任を目指すにあたり波風を立てないようにしようとしていうる事情があるようだ。・トランプ米政権がドル高をもたらす超金融緩和策の修正を主要国・地域の中央銀行に求めているなかで...

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ECB理事会ではハト派がタカ派に巻き返す結果に

ポイント・ECBではドイツ連銀を中心に最近の良好な景気指標の発表を受けてタカ派が勢いを増しているが、ドラギ総裁はじめ執行部はできる限り緩和策の継続を望んでいる。・ところが、それによりユーロ高が勢いよく進んだことでドイツの輸出にも悪影響がもたらされることが懸念されるようになり、タカ派の勢力は自縄自縛に陥っている。・ハト派的な執行部は今回はそれを逆手にとってタカ派の動きを封じることに成功したことで、フ...

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先週の動き・・・・米保護主義懸念からドル安が進むも株高を継続

ポイント・米セーフガードの発動やドル安容認と受け取られた財務長官の発言による保護主義懸念からドル安圧力が強まり、またECB理事会後にドラギ総裁がユーロ高を牽制せず、週末の日銀の黒田総裁の発言もあいまって外為市場ではドル安が進んだ。・ただ、株価はそうした状況にあまり影響されず、主に米国での好業績が好感されて米株価が史上最高値を更新するなど、円高に圧迫された日本株を除き堅調に推移した。 先週の国際金融...

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イスラエルでスファラディ系の主導権掌握は当然の動き

ポイント・イスラエルでは欧州系財閥がシオニズム運動を支援して建国されただけに当初はアシュケナジー系が多かったが、周辺のイスラム教のアラブ諸国家との戦闘や植民活動に従事させるために周辺から流入させたことで、今では圧倒的にスファラディ系が多くなっている。・このため、イスラエルの政情では今ではアシュケナジー系が支持している労働党ではなく、スファラディ系が支持する保守的でタカ派的なリクードが必然的に強くな...

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世界単一政府志向が排されてナチズム的な勢力が再び主導権を握る

ポイント・ロックフェラー家はもとよりナチズム的な志向が強いが、ロスチャイルド財閥の支援を得て興隆して世界覇権を握った経緯があるだけに、財閥形成以降は世界単一政府志向が強かった。・ただ、なかには発祥以来のナチズム的な精神を受け継いでいる向きもおり、この系列がアラビア半島の油田地帯の利権を握ることで、米国が唯一の超大国になる以前の旧冷戦時代にホワイトハウスで主導権を握ってきた。・この系列から出たダレス...

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米系財閥の先祖を遡ると見えてくるカルヴィン派の性格

ポイント・「世界皇帝」が死去したのを機に世界覇権国である米国の支配者の米系財閥で権力の組み換えが起こったようだ。・この米系財閥の祖先はスファラディ系ユダヤ人としてフランスでカルヴィン派のユグノーの高級幹部であり、その後保守的な土壌であるドイツ南部に渡って布教活動をしてより先鋭的な福音派の起源となる宗派を形成した。・当時、ドイツでは東部で悪魔信仰による異端的なユダヤ教の影響力が強くそこから出てきたの...

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南北融和ムードから見る今後の米国と属国群の関係

ポイント・今回の一時的な米政府機関の閉鎖はトランプ大統領がDACAの廃止にこだわったからだが、それを要求しているのは中下層の白人から構成されるキリスト教原理主義の勢力であり、起こるべくして起こったと言える。・年明け以降、南北融和ムードが一気に高まったが、北朝鮮側の巧みな交渉術や韓国側の姿勢を見ていると“出来レース”の印象が強く、また本来的におかしな五輪参加問題をIOCがあっさり認めたあたり、背後で巨...

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先週の動き・・・・米予算失効懸念と好業績が相殺し方向感に欠ける展開

ポイント・週末に暫定予算の失効から米政府機関の一部閉鎖懸念がくすぶった一方で、米国では業績好調が根強く伝えられたことから、総じて方向感のない展開になった。 先週の国際金融市況はおおむね高値波乱のなか、どちらかといえば堅調な地合いを継続した。 米国株は暫定歳出法の期限が週末19日に迫るなか、米政府機関の閉鎖の恐れが上値抑制要因になった一方で、主要企業の業績好調や税制改革期待もあって根強く買われる場面も...

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米国の世界覇権の後退期で迎える新冷戦構造

ポイント・リーマン・ショックによる金融危機は1930年代の大恐慌と同様にコンドラチェフ・サイクルの下降局面の後半期もしくは大底付近で起こったが、当時ほど酷い状態にならなかったのは米国の世界覇権の絶頂期で起こったからだ。・コンドラチェフ・サイクルの上昇、下降局面の前半期はいずれもクズネッツ・サイクルの上昇局面に重なるために安定した経済成長が実現されやすいが、それが下降局面に転じるとその後半期にさしかかり...

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プーチン大統領主導による北朝鮮問題の解決への動き

ポイント・今回の南北融和路線を最初に提唱したのは昨年9月に東方経済フォーラムでプーチン大統領が提唱したものであり、その時、安倍首相は表向き北朝鮮への強硬姿勢を崩さなかったが、大統領と密室で長時間話し合っていたものだ。・北朝鮮の核ミサイルは本当は中国を照準にしていると思われるなかで、その中国は水面下で米国から通商問題その他で追い詰められていたことを考えると、この問題での米権力者層の本当の狙いは国際的...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。