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記事一覧

足元の衝突では米国が勝利し中国への覇権の交代はすぐには実現しない

ポイント・貿易摩擦が激化すれば、米国は中国からの輸入が滞っても他の輸出国からの代替が可能であるのに対し、中国では経済成長に占める輸出依存度が高く、しかもFRBが引き締め政策を強めればバブル崩壊が進んでしまうので明らかに不利である。・「中国製造2025」や技術強要の禁止を受け入れれば、中国はこれまでの経済発展モデルを破壊されてしまう。米国の世界覇権は斜陽期に転じているが、コンドラチェフ・サイクルの期間を...

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巨大な対立軸を構築するユダヤ資本に操られる米中両大国

ポイント・トランプ政権が「米国第一主義」を唱えていたのは、米国の世界覇権の絶頂期に確立されたグローバル生産体制が機能しなくなり、斜陽期に転じたなかで登場したことと大きな関係がある。・トランプ政権は巨大な軍需を創出するために中国を対象に新冷戦体制に持ち込もうとしているが、かつての冷戦時代とは異なり、米軍を撤退させて属国群を独立させて軍事力を強化させたうえで、それらの国々と提携していくことで中国と対峙...

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非現実的な中国に対する米国の貿易赤字削減要求の背後事情

ポイント・今回の米国による中国に対する2,000億ドルもの貿易赤字削減要求では度を過ぎていて米国の供給能力を考えると非現実的であり、本当の狙いが別のところにあるのは明らかだ。中国側の対応に米国側が納得せずに追加措置に動こうとしているのも当然である。・米国は90年代に入り東西冷戦の終結とともに世界覇権の絶頂期を迎えたが、そこでは多国籍企業主導で中国沿海部で生産工場を設けるグローバル生産体制で世界経済成長が...

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双方の妥協により増産幅が抑制されたOPEC総会の決定

ポイント・今回のOPEC総会では実質的に増産を決めたとされるが、その実態は減産枠の遵守を呼びかけたものであり、枠自体は据え置いているため、公式的には減産を決めたとはいえない。・ロシアのプーチン大統領はやがて中東の管理を米国から一任されようとしているなかで、その提携先をイランから切り替えていくためにサウジに配慮していたが、米国の要請を受け入れてそのサウジが増産に舵を切ったため、それに同調して当然であ...

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先週の動き・・・・米中貿易紛争の激化から株安が続く

ポイント・米国が知的財産権の侵害問題で中国からの輸入に500億ドル相当分の制裁関税を発動したのに反発して中国側が報復措置に動き、さらにトランプ大統領がその制裁として2,000億ドル相当分の追加関税に動き姿勢を見せたことからリスク回避が強まり、株安が続いた。・外為市場でも米中貿易紛争の激化を嫌気したリスク回避から円高気味に振れた一方、週末にはユーロ高に振れた。 先週の国際金融市況は米中貿易戦争への懸念からリ...

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財務省が落城し資金拠出の大盤振る舞いも

ポイント・日本が巨額の資金を北朝鮮に支払えば経済復興に利用されて産業界が進出することで日本側にもメリットがあり、米国からの兵器の購入とあわせてそれは安倍首相の利権になっていくことになる。そのことをトランプ米大統領から説明、説得されたようだ。・日本は公的債務残高が先進国で最悪だと多くの人たちが信じ込まされているが、圧倒的な資産超過国が財政破綻に陥るわけがない。しかも公的残高についても米国や欧州は実態...

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米朝首脳会談での米大統領の本音と日本の資金拠出について

ポイント・米朝首脳会談では核放棄の具体的な手順が示されなかったが、もとより両首脳の背後勢力は一心同体であり、両者は阿吽の呼吸で動いてきたことや、体制を維持したまま核放棄をすることはあり得ないことから、そうした批判や懸念をすること自体が無意味である。・トランプ米大統領が米韓合同軍事演習の中止を表明した際に「カネのかかることをしないで済む」と述べたことや将来的な在韓米軍の撤退の可能性に言及したのは、ま...

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本当はタカ派色の払拭に努めていたFOMCでのFRB執行部

ポイント・今回のFOMCの結果はタカ派的と受け止められたが、それはフォワードガイダンスでの文言の削除、GDPや失業率、インフレ率の強き方向への修正、ドットチャートで年内の利上げの回数の見通しが4回に引き上げられたことによるものだ。・このうちフォワードガイダンスの文言の修正については、現実に合わなくなってきたので削除されたに過ぎず、むしろ「政策金利の天井」の概念が指摘できることでハト派的な要因といえ...

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ECB理事会の政策決定の背後事情を検証する

ポイント・ECB理事会では資産買い入れ額を10月以降、半減して年末で終わらせることが決まったが、少なくとも来年夏までは利上げを決めない姿勢が打ち出されたことで、市場ではハト派的と受け止められた。・ドラギ総裁は量的緩和策の終了を率先して打ち出したが、その背景にはイタリアの連立与党がECBが購入した同国債の債務減免要求に危機感を覚えたことがある。ただ、そこには連立与党の背後にいる米トランプ政権の背後勢力...

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先週の動き・・・・FOMCやECB理事会の結果からユーロ安・ドル高に

ポイント・FOMCの内容がタカ派的と受け止められたことや、週末に米トランプ政権が知的財産権の侵害問題で中国からの輸入に制裁関税を課すことが発表されたことで米中貿易戦争への懸念が高まり、週後半にリスク回避から米株価が軟調な展開になった。・外為市場ではFOMCの結果を受けてドル高圧力が、ECB理事会でのドラギ総裁の会見内容がハト派的とされたことでユーロ安圧力が強まった。米中貿易戦争への懸念を背景とした...

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プロフィール

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Author:17894176
永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。