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記事一覧

今回の南北首脳会談の本質と背後事情を考察する

ポイント・今回、文在寅大統領が訪朝して南北首脳会談が開催されて打ち出された平壌宣言ではそれほど実効性のない項目が並んでいるが、それでもトランプ大統領がこれを歓迎するなど米国側が高評価を与えている。・非核化を巡っては米国側が完全に非核化を達成してから経済制裁の解除や支援の実施に踏み切ろうとしているのに対し、北朝鮮側は先行して朝鮮戦争の終戦宣言を先行させるなど小出しに核放棄を実現することを主張するなど...

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米国からの市場開放要求に反発している地方勢力

ポイント・今回の総裁選では石破元幹事長は特に地方票で善戦したが、なかでも都市部より地方で強かったのは、翌週に貿易を巡る米国との協議を控えていたなかで、農産物の自由化を巡り安倍首相より農水族でもあるだけにより頑強に抵抗してくれるとの期待感があったようだ。・日本は米国に代わり内需を浮揚させる必要があるが、安倍首相が財界や自民党守旧派の支持を受けているだけに抜本的な政策を打ち出すことが出来ないでいるなか...

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戦後秩序の転換のなかで根強い安倍首相への反対勢力

ポイント・トランプ米大統領と直接つながった安倍首相に多くの自民党議員が勝ち馬に乗ることで一強体制が成立しているが、米軍が韓国だけでなく日本からも撤退しようとしているなかで、多くの議員の間に衝撃が走っており、違和感を抱いているはずだ。・そうした意味では、小泉筆頭副幹事長が将来的に首相になったり、また石破元幹事長も今回の総裁選での善戦でポスト安倍の“芽”が残ったといったことがいわれるが、その可能性はほと...

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強気シグナルが出てまだかなり上値余地がある日米の株価

ポイント・東京市場が休場だった17日まで中国株主導で新興国通貨不安が強い状態が続き、米国の対中国制裁関税の第3弾の関税引き上げ幅が小さかったことを好感して一転してリスク選好が強まるあたり、展開の主導権を握る米系投機筋のシナリオ通りの動きだったようだ。・日経平均がそれまでの2万3,000円前後の強力な上値抵抗を完全に超えて上昇していき、ダウも主要3指標の中で唯一、史上最高値を超えていなかったダウが越えてき...

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先週の動き・・・・米中貿易戦争への過度の警戒感の後退から株価が上伸

ポイント・米中貿易戦争への過度の警戒感の後退にアベノミクスの継続期待も加わってリスク選好が強まって日米ともに株価が上伸し、ダウは史上最高値を更新した。・外為市場ではリスク選好が強まったところでECB関係者からのタカ派的な発言も加わってユーロ高が進んだ。 先週の国際金融市況はリスク選好ムードが強まり株価が上伸した。 米国株は週初17日にはドナルド・トランプ政権による中国に対する第3弾となる2,000億ドル...

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世界経済や国際情勢は右翼的な民族主義勢力が主導権を握っていく

ポイント・親日的なプーチン大統領は民族主義者として安倍首相とも良好な関係にあるが、米国でナチズム系が背後に控えるトランプ政権が成立したことで一段とそれが強化された。・トランプ政権は韓国を手始めに沖縄からも米軍を撤退させていこうとしているため、ロシアとしては歯舞群島や色丹島については日本側に返還しても問題なくなる。・今回のプーチン大統領の爆弾発言は、7月16日にヘルシンキで行われた米ロ首脳会談での両首...

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北方領土問題の経緯を振り返る

ポイント・北方領土問題について、歯舞、色丹両島は日本が放棄した千島列島の範疇ではないことが多くの旧連合国の間では共通認識だが、国後、択捉両島はそこに含まれる可能性が高い。・日ソ共同宣言では平和条約の締結後に歯舞、色丹両島が返還されるはずだが、米国側から沖縄は返還しないと脅されたため、四島一括返還の要求が国是になって今日に至っている。・クレムリンの指導者で最も北方領土の返還に前向きだったのがエリツィ...

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プーチン発言は突発的に出たものではなかった?

ポイント・今回の年内の平和条約の締結を提唱したプーチン大統領の爆弾発言は突発的に出たものではなく、安倍首相も関与していた可能性が高い。・サンフランシスコ講和会議にはソ連代表団も出席していたが署名はしておらず、現在のロシアと日本との間では形式的にはまだ第二次世界大戦が続いていることになる。事前に設定されていたシナリオである可能性を疑うべき 先週は米中間での貿易協議の再開の動きが出たが、ドナルド・トラ...

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注目される自身の立場を大きく変えたFOMC委員の背景を考察する

ポイント・最近のFOMC関係者の発言で注目されるのは、トランプ大統領の意向を受けてFRB執行部の姿勢がハト派的にシフトしているなかで、それまでハト派的とされていたブレイナード理事がタカ派的な姿勢を見せたことだ。・ブレイナード理事は今回、米国経済の高成長から中立金利が押し上げられ、政策金利もより大きく引き上げる必要があるとしてFRB執行部に反する発言をしたが、それはその出身母体である財務省ではいまだ...

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先週の動き・・・トルコ大幅利上げもありリスク選好に

ポイント・米中貿易協議の再開期待が高まったことや、週後半にはそれまで利上げに動けなかったトルコ中央銀行が一気に大幅な利上げに動いたことから新興国通貨不安が薄れてリスク選好が高まり、米国株はそれほどではなかったが日本株は力強い足取りになった。・外為市場でもリスク選好の高まりから円安圧力が高まった。また、英国がEUから合意泣き離脱に陥る懸念が後退したことや、欧州の銀行が同国向け債権をかなり抱えて不安が...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。