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記事一覧

先週の動き・・・・米長期金利上昇から週央に株価が急落

ポイント・米長期金利の上昇を受けてリスク回避が強まりやすい状況のなか、米財務省が為替操作で中国を調査する意向を見せたことも加わって週央に株価が暴落し、ダウは10日に史上3番目の下げ幅を記録した。・外為市場ではリスク回避から円高圧力がくすぶる一方で、英国とEUとの間での離脱をめぐる交渉で楽観的な動きが一時的に出たことや、トランプ大統領もFRBのタカ派的な姿勢を牽制する発言をしたことから、対ドルを中心に...

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中国を排除した新国際通商協定の締結に向かう

ポイント・トランプ政権の対外政策の本質を理解している向きからは長期的に製造業が中国で育つことを意図しているといった指摘が出ているが、中国の技術力はあくまでも盗み取ったものに過ぎず、底辺の裾野の部分を考えるとその見解はストレートには受け入れにくい。・中国は財務基盤が脆弱な途上国に融資する「債務の罠」に陥らせようとしているとされているが、実際にはそれをやらせているのは習近平国家主席につらなる米系財閥直...

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注目される双方の勢力につらなるペンス副大統領の来日

ポイント・米国での主導権をめぐりナチズム系とコスモポリタン系の政策姿勢が中国総攻撃で一致したなかで、トランプ政権と議会共和党主流派とのパイプ役を期待されてその地位に就いたペンス副大統領の存在感が地味ながらも高まっている。・ペンス副大統領は本来的に自由貿易論者でTPPへの米国の参加を主張していた経緯があり、日本の大企業との関係も深いため、トランプ大統領は副大統領の訪日以前に安倍首相が訪米する日程を意...

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米長期金利の急上昇に見られるFRB執行部とG30勢力の連携

ポイント・ここにきて、米長期金利が急上昇してきたことでリスク回避が強まっているが、これまで長期金利が低位安定した状態にあったところに急激に上がってきたので市場が狼狽して当然だ。・ただし、この動きは前週末に中国株を買い戻しておいて、中国市場が国慶節で1週間もの休場中に米系投機筋が米国債を売り崩した形跡があり、策動的なものであるようだ。・基本的にパウエル議長主導のFRBの金融政策姿勢はトランプ政権の外...

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インフレ圧力顕在化の兆候を匂わせる米雇用統計の内容

ポイント・今回の雇用統計では非農業部門の雇用者数の増加幅では当月分が弱気、過去分が強気な内容だったが、失業率が0.2ポイントも低下して実に48年ぶりの低水準になったことが市場ではタカ派的と受け止められた。・NFPの当月分が事前予想を大幅に上回る低水準になったのはいかにも不可解だが、これまでFRBの利上げ観測が過度に高まらないように過去分の数値を意図的に低めに出していたのを実勢に合わせて大幅に上昇修正す...

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先週の動き・・・・米長期金利の急上昇から半ば以降リスク回避に

ポイント・週前半には米国とカナダとの交渉が予想外に妥結したことでリスク選好が強まり株価が上昇したが、半ばにかなり良好な米景気指標が発表されたのを機に米長期金利が急上昇していったことから、リスク回避が強まりアジア株主導で軟弱な動きになった。・外為市場では週前半にはリスク選好からドル高圧力が強まり、週半ばに米長期金利が急上昇していくとさらにそうした傾向が強まったが、それによりリスク回避が強まって株価が...

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対日貿易摩擦で日本に求められているもの――ジャパン・ファースト

ポイント・米国が日本の自動車業界に輸出自主規制を受け入れさせようとしている根本的な理由は、米国が世界覇権を徐々に後退させていこうとしているなかで、代わりに日本に内需を浮揚させるうえで内部留保を取り崩し、ベースアップの大幅な引き上げを促すためだ。・いわば、米国ではトランプ大統領が軍産複合体や金融資本、多国籍企業ではなく米国人のための「アメリカ・ファースト」を提唱していたが、日本でも大企業ではなく一般...

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日米両首脳間で決められている日米貿易問題

ポイント・今回の日米首脳会談では、トランプ大統領が日本に対しても貿易摩擦で圧力を強める姿勢を示していたなかで日本側では警戒感が高まっていたが、物品貿易協定の協議中は自動車関税の引き上げに動かないことが確約されるなど経産官僚のシナリオ通りの動きになった。・日米間の交渉は基本的に両国のトップダウンで決められていて閣僚級の協議は儀礼的なものに過ぎず、今回の首脳会談も安倍首相が米国に着いてすぐに訪れたトラ...

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トランプ政権の外交政策に影響を受けてきたFRBの政策姿勢

ポイント・FRBの政策姿勢はトランプ政権の外交政策に影響を受けており、今春頃にハト派的だったのは朝鮮半島の非核化が優先されていたためだ。6月のFOMCや米朝首脳会談の開催を機に貿易問題で中国に圧力を強めることになったことで金融政策もタカ派的になった。・その後、トランプ大統領がFRBの利上げを牽制してドル高を嫌う姿勢を示したのでFRBの政策姿勢もハト派的になったが、今回のFOMCでタカ派的な結果にな...

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FOMCでは見方が混在しながらも本当はタカ派的な姿勢が示される

ポイント・今回のFOMCでの評価ではタカ派とハト派の両方が混在しており、特に日本の証券会社は声明文に「緩和的」という文言が削除されたことをその根拠としているが、これはミスリードである。・「緩和的」という文言がはずされたのは政策金利が2%を超える水準にまで引き上げられたなかではそうした表現は不適切だとの指摘が出ていたからであり、実際にパウエル議長はまだ依然として緩和的であるとの指摘をしている。・今回...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。