FC2ブログ

記事一覧

従来の方針を維持せざるを得ないECBの金融政策

ポイント・今回のECB理事会では年末で量的緩和策を終了して来年夏までは利上げをしない方針を維持したが、中国経済の悪化からドイツ経済が失速状態にあるなかで、ドラギ総裁は会見で経済実態が低調な状態にあることを率直に認めた。・イタリアでは予算案の作成を巡り欧州委員会と連立政権との対立が深まっている。今のところECBが買い入れていることでさらなるイタリア国債の利回り上昇が避けられているが、年末までに解決で...

続きを読む

株価の急落は米ナチズム系には想定内で目論見通り

ポイント・最近の株価の急落について、中国株の動きが世界的な株価の動きに影響を与えているなかで、中国株が下げても当局がそれを放任する姿勢を見せていることから、中間選挙を控えて中国政府が米トランプ政権を牽制しているとの見方が一部で出ている。・そうした状況にもかかわらず、FOMC委員やFRB執行部は従来と変わらずタカ派的な姿勢を維持している。クラリダ新福議長がややハト派的な見解を示したが、市場関係者出身...

続きを読む

先週の動き・・・・多国籍企業株やハイテク株中心にリスク回避を継続

ポイント・中国株の動きに振り回されながら株価は荒い値動きが続いたが、特に週央以降、トランプ政権が発動した中国からの輸入に高関税を課したことで業績が悪化するとの懸念から特に多国籍企業株やハイテク株が大きく下がるなど、リスク回避が根強い状態が続いた。・外国為替市場では特に週後半にリスク回避から円高気味に振れた一方で、イタリアの財政問題やドイツ、ユーロ圏経済の悪化が嫌気されてユーロ安が進んだ。 先週の国...

続きを読む

サウジ・トルコ間の裏側で暗躍して中東大戦を画策しているナチズム系

ポイント・今回のサウジ人ジャーナリスト殺害事件は表面的にはコスモポリタン系の勢力がサウジの反主流派やエルドアン大統領を動員して引き起こしたが、さらにその裏側でトランプ政権の背後のナチズム系につらなるプーチン大統領が暗躍して引き起こした可能性も。・ナチズム系の権力者層はムハンマド皇太子に専制権力を握らせてサウジの王族を統制させているが、所詮“捨て駒”でしかなく、皇太子を追い込んで対外的に強硬手段に出る...

続きを読む

サウジ人ジャーナリスト殺害事件の表面的な真相

ポイント・米国とサウジアラビアとの関係を考えると、ムハンマド皇太子が関与した証拠は“お蔵入り”となり、15人の実行犯を“ほとぼり”が冷めるまで同国内にとどめておく公算が高い。・ムハンマド皇太子は現在、その地位に唯一とどまっているサルマン国王の妃を幽閉しているが、これは皇太子が本当はその妃の子供ではないことをうかがわせており、それを殺害されたジャーナリストが知っていたものと思われる。・これまで、米軍産複合...

続きを読む

抜本的な国有企業改革の推進を促すナチズム系

ポイント・中国では民間企業の景況感が著しく落ち込んでいる一方で国有企業ではそれほど悪化していないが、それは民間企業に対しては資金供給源となっていたシャドーバンキングを厳しく規制したことによるものだ。・一方で国有企業の環境がそれほど悪化していないのは、政府からの裏金による補助金だけでなく、海外で資金調達して「偽装輸出」で持ち込んで人民元に換え、「売り上げ」に回すインチキ会計を繰り広げてきたからであり...

続きを読む

落ち込みが鮮明になってきた中国経済

ポイント・今回の中国のGDP成長率は前期から0.2ポイントも低下したが、固定資産投資のなかでも特にインフラ投資が落ち込んでいるあたり、習近平国家主席の政策姿勢の影響が出ている。輸出が伸びて支えているが、これがこれから落ち込むことでさらに低下していく公算も。・中国の経済指標は信憑性が著しく低いが、例えばGDP統計では当該機関の20日後に発表されて修正されることもなく、ブレもまったくないあたり、それほど調...

続きを読む

米国に有利な状況下で米国主導で行われている米中対立

ポイント・ここにきて株価が不安定な動きになっているのは米長期金利が上昇したからだが、その主因は不自然にフラットな状態が続いたイールドカーブが正常化に向かっているからであり、その背景にはFRBがタカ派的な金融政策姿勢を示していることがある。・中国側が危機感を強めているのとは対照的に米政策当局に危機意識がまったく見られないのは、FRBがハト派的な姿勢に転換すれば株価や新興国通貨が上昇するようになること...

続きを読む

先週の動き・・・・米長期金利上昇や中国不安から不安定な動きを継続

ポイント・FOMC議事録でタカ派的な金融政策姿勢が再確認されたり、米国とサウジアラビアとの関係が悪化するとの懸念から中国株主導でリスク回避が強まる場面があった一方で、米中首脳会談が開催される可能性が高まったことで戻すなど、株価は不安定な動きを継続した。・外為市場ではドル・円相場が安定した動きを続けた一方で、週前半にはイタリアの財政不安が一時的に後退したことからユーロ高が進んだものの、後半になると予...

続きを読む

米国の世界覇権とリセッション及び戦争の到来の必然性

ポイント・現在の米国経済の高成長はもとより景気が底堅かったところにさらに人為的に浮揚させてもたらされているためにリセッションの到来を早めた可能性があり、20年の大統領選挙を控えてイラン攻撃が現実味を帯びる公算も。・米国で10年に一度のペースでリセッションや戦争が起こったのは、その世界覇権をもたらしている最強の軍隊を維持するために必要なものだった。トランプ政権は覇権を後退させていこうとしているが、その支...

続きを読む

プロフィール

17894176

Author:17894176
永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。