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記事一覧

中国敵視路線と密接に関係する福音派の米国務長官の性格

ポイント・今回のポンペオ国務長官による中国敵視演説は、以前のペンス副大統領の演説やトランプ大統領の会見に比べると、中国の共産党やイデオロギー面での共産主義体制を標的にしているあたり、かつてのソ連に対するものと同様により「冷戦」に近づいたといえる。・米軍産複合体は米国の世界覇権を維持するために中国を撃滅しようとしているのに対し、ナチズム系は中国に覇権を明け渡す過渡期の形態として、“ヤラセ”の軍拡競争に...

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中国にとって致命的なドル決済網からの締め出し

ポイント・米国はエネルギー供給の遮断といった荒療治をしなくても、ドル資金調達を封じれば崩壊せざるを得ない状況にある。米中貿易戦争では相手国に要求しているのは米国側に限られ、中国側が要求しているのは皆無であり、片務的な性格が強かったのはそのためである。・実際に米国側が中国四大銀行を対象にその“伝家の宝刀”を抜けば中国経済は崩壊し、覇権志向の野望も呆気なく潰えることになる。ただ、世界経済への影響や米国経...

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米国はその気になれば中国を殺すことができる

ポイント・米国が制定した香港自治法では、香港の自治や自由を侵害した個人や団体と取引関係がある金融機関を特定し、ドル資金調達をできなくなるようにすることでドル決済網から放逐できるようになった。・米国債の購入も禁止されるが、その背景には中国が売却しても、また親発債を引き受けなくても、日本勢はじめ他の貯蓄超過国が引き受けることで賄えるとの打算があると思われる。米長期金利が上昇して国際資金がひっ迫すれば中...

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株価は短期一段安も将来的には前回高値を超えてさらに上昇へ

ポイント・株価は先週後半に軟弱な地合いになったが、日米での新規感染者の増加傾向や米国での失業者の高止まり、香港自治法の成立や両国間での総領事館の閉鎖合戦、ポンペオ米国務長官の中国敵視演説から米中関係の悪化が激化しているなかで、リスク回避が強まって当然だ。・米国では今、実質金利がマイナス状態にある。00年代前半に同様の状態にあった際には日銀がそれ以上に量的緩和策を推進したことでドル不安に陥るのを防いだ...

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先週の動き‥‥米失業者の高止まりや米中対立の激化から後半にリスク回避が強まる

ポイント・米国株は週前半にはワクチン開発期待やEU復興基金の創設が決まったことから底堅く推移したが、後半になると失業者が一段と増加したことや米中間での総領事館の閉鎖合戦、ポンペオ米国務長官による中国敵視演説からリスク回避が強まって下がりやすくなった。・外為市場ではEU復興基金の創設が決まった後も良好な経済指標が発表されたことからユーロ高圧力が強まり続けた一方で、米国での新型コロナの感染者の増加や失...

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米国の巨大勢力の利害関係と対立が反映される日本の政治情勢

官邸と東京都知事との確執の背景にナチズム系と軍産系の利害問題がある(前回の続き) 日本ではそうした状態を防ぐため、典型的なコスモポリタン志向の共和党系新保守主義(ネオコン)派につらなる小泉純一郎元首相の系譜であり、自身も防衛相の経験者として米軍需産業と密接なつながりがある小池百合子知事が、安倍晋三首相が緊急事態宣言を打ち出す前に自身の管轄である東京都を全面的に封鎖しようとした。そしてつい最近でもP...

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ドル基軸通貨体制の行方は貯蓄超過大国の中央銀行の日銀が握っている

ポイント・新型コロナ禍を受けて米国ではトランプ政権が超強力な経済救済策に動いたことで、FRBの総資産の規模も世界最大になってさらに大きく膨れ上がることになるのに対し、日本では安倍政権の政策が限定的であることから日銀も量的緩和策を拡大できないでいる。・これまでFRBが強力な金融緩和策を打ち出さざる得なくなると、日銀がそれ以上に強力に緩和策を推進することでドル不安に陥るのを防いできた。80年代後半にはそ...

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提携しながらも利害が複雑に絡み合うナチズム系と軍産系

ポイント・新型コロナウイルスが投入されたのは米ナチズム系と軍産複合体系が、最終的な目的意識が異なりながらも中国の江沢民派を撃滅するためだ。それにより、ナチズム系主導で中国・沿海部を中核とするサプライチェーンが瓦解されて「新冷戦」体制が構築されつつある。・とはいえ所詮、最終的な目的意識が異なるのでそこにはかみ合わないところも出てくる。軍産系は新型コロナ禍で先進国で経済活動を停止させて全世界に拡大させ...

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新型コロナの感染者数は本当はそれほど増えていない?

ポイント・米国では新型コロナの新規機関戦車が南部や西部で激増しており、経済活動の再開の動きに支障が出ていることが株価の上値抑制要因になっているが、米政府は経済活動の再停止に踏み切ることを明確に否定しており、いずれ売り込んだ向きはふみを強いられることも。・日本でも東京都を中心に新規感染者が増えて最近では全国に拡散していく動きが出ており、先週には高名な学者が東京がエピセンターになって海外型とは異なる日...

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先週の動き‥‥良好な米経済指標の発表やワクチン開発期待が優り前半に株価上伸

ポイント・米国株は依然として米南部や西部での新型コロナの感染再拡大の動きが上値抑制要因になっている一方で、良好な米経済指標の発表やワクチン開発期待から下支えられる状況が続いたなか、週前半には後者の要因が注目されて上伸する場面が目についた。・外為市場ではドル・円相場が動意薄を続けた一方で、EU復興基金の創設期待から週前半にユーロ高圧力が継続したが、後半には週末のEUサミットの開催を控えて今回の会議で...

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。