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騒ぎ過ぎている新型呼吸器系感染症

ポイント
・今回の新型コロナウイルスは未知の病原菌ではあるが、中国人に感染力が強く、重症化するように遺伝子操作をされているようであり、連日、報道されている武漢をはじめとする中国での報道に惑わされて無用な悲観論の陥らないようにすべきである。
・今回の新型コロナウイルスは飛沫感染だけであり、空気感染もするインフルエンザウイルスに比べると感染力が弱く、高齢者や病弱な人を除き、若年層を中心に症状も軽いもので済むものであり、決して恐れるものではない。
・日本ではもはや水際対策がうまくいかず、水面下で手が付けられないほど感染が拡大しつつあるが、それ自体は仕方のないものであり、他の国々も同じような状況になっていくだろう。インフルエンザと同様に今回の新型肺炎も季節性の強いものになっていくだろう。


中国人に感染力が強く重症化しやすいように設定された新型病原菌

 先々週、先週と続き、今週も新型肺炎の問題を取り上げないわけにいかない。この問題についてまず指摘すべきことは、中国では感染源である武漢を中心に“惨憺たる”状況にあるが、その他の国・地域では取るに足らない問題に過ぎないことであり、それはここにきて水面下で感染が拡大しつつある日本でも同じことだ。
 日本はじめ多くの国々では未知の病原菌による感染症であり、連日、武漢はじめ中国の状況が報道されており、また報道機関も視聴率を上げる目的もあって誇張した報道をするので、巷間ではどうしても恐怖感が先走り勝ちである。そして田中宇氏はじめ多くの評論家や知識人も“馬鹿げた”恐怖論を煽るので、よけいにそうした雰囲気が強まっている。
 しかし、この病原菌の新型コロナウイルスは以前の重症急性呼吸器症候群(SARS)と同じように中国人に対して感染力が強く、また中国人に特に重症化しやすくなるように遺伝子操作をされたものであり、連日、放映されている武漢の映像と同列に考えることは禁物である。


感染力、症状がインフルエンザより軽度な新型感染症

 これまで述べてきたが、見るに堪えないのでもう一度繰り返しておく。
 今回、流行している感染症の病原菌である新型コロナウイルスはそれを含んだ感染者の咳やクシャミを浴びたり、感染者が触れることで付着したものに接触することで感染する飛沫感染に限られている。インフルエンザのように、空気中に漂っているウイルスを吸い込むことで感染する空気感染は起こらない。
 しかも、感染しても発症しない人が多く、発症しても既存のコロナウイルスのように単なる軽度の鼻風邪で終わるケースも多々あり、肺炎まで引き起こすケースはそれほど多くない。肺炎まで至るのは高齢者か糖尿病、高血圧、心疾患といった持病を抱えているような人に限定される。
 若年者は感染しないか、しても軽度の鼻風邪で終わる事例がほとんどであり、その程度であれば近くの開業医を受診して風邪薬を処方してもらう程度で済む話である。病院に行かずに自宅で寝ているだけでも2~3日で治癒してしまう程度のものであり、むしろ院内感染の被害に遭いたくなければその方が賢明かもしれない。インフルエンザのように、感染すると多くが発病して一気に39℃台の高熱を出すのと比べるとかなり軽症なもので済む。
 今回、新型コロナウイルスの水面下での蔓延を受けて、感染がわかった患者が収容できる病院のキャパシティの能力を議論する論調が多いが、肺炎を引き起こして死亡するリスクにさらされるのは一部の高齢者や脆弱な体質のものに限られ、非現実的極まりない議論であるといわざるを得ない。インフルエンザでは世界で毎年25万~50万人もの死者が出ているといわれている。また、今月9日には米疾病対策センター(CDC)が米国では今冬のインフルエンザの患者数が2,200万人、入院数が21万人で死者数が1万2,000人と発表したが、それに比べると今回の新型コロナウイルスによる感染症の症状は極めて軽度なものでしかない。


若年層には特に取るに足らない新型感染症

 さらにいえば、確かに高齢者や病弱で抵抗力の弱い人にはこの感染症は大きな脅威である。しかし、もとより日本を含む先進国では、肺炎は「三大疾病」といわれる悪性新生物(癌)、心疾患(急性心筋梗塞)、脳卒中に次いで死亡原因の第4位につけるほど一般的な病気である。高齢者が肺炎になるケースとしては、インフルエンザのように重度の呼吸器障害に罹るとその可能性が高まるが、軽度な鼻風邪でも起こり得るものだ。
 すなわち、この新型コロナウイルスによる感染症は、まだワクチンや特効薬がないといった問題はあるが、感染力や症状のどれをとってもインフルエンザほど脅威的なものではなく、特に若年層はまったく恐れるものではないはずだ。


日本その他の国でも水面下で手が付けられないほど感染拡大に

 03年にSARSが蔓延した際には日本人はまったく感染しなかったが、今回の感染症では感染するようだ。
 先々週の当欄では、この新型コロナウイルスに感染してもまだ症状が出ていない段階や、まったく症状が出ない感染者からも他人に感染させるので、既に中国に限らず日本その他の国々でも水面下ではもはや感染が拡大しており、手が付けられない状態にあると予想した。ところが先週では、日本では中国と異なり医療システムが整備されて全国の町村の隅々に至るまで病院で受診できるなかで、今冬は米国とは対照的にインフルエンザがまったく流行していないため、日本人には感染してもそれほど拡散しないと見通しを修正してしまった。インフルエンザや通常の風邪と今回の感染症はその初期症状が似ているため、インフルエンザで受診する患者が少ないということは、今回の感染症もそれほど感染者が大きく広がっていないと考えたのである。
 しかし、先週以降の感染者の拡大状況を見る限り、どうやら先々週の見方の方が正しかったようである。


水際対策はもとより無理な話で水面下の感染拡大は至極当然

 ただし、日本人にもそれなりに感染するのなら、水面下で感染者が拡大しているのは至極当然なものであり、何ら驚くものではない。中国では1月24日から春節による長期休暇に入ったが、それ以前にも多くの中国人が入国しているなかで、感染者を“虫一匹”残さず水際で“シャットアウト”するのは到底不可能であり、決して厚生労働省の官僚が責められるべきものではない(ただし、横浜港に停泊しているクルーズ船の対応については大いに問題があるが、それはその背後で巨大な米権力者層につらなる悪辣な製薬企業の意向があるようだ)。
 09年には日本を含む世界中の国々が、メキシコで豚から人に感染したことで誕生した新型インフルエンザウイルスを水際で止めようとしたにもかかわらず、ことごとく失敗して世界中に感染が拡大してしまい、今ではそのウイルスはいくつかの季節性インフルエンザの一つになっている。今回、新型コロナウイルスの流行が水面下で拡大したことで、感染力や症状面でインフルエンザより軽度な呼吸器性疾患の感染症が一つ増えたといった程度で考えるべきものだ。おそらく、09年に登場した新型インフルエンザと同様に、今回の新型コロナウイルスによる感染症も今後、周期的にその年によって流行したりしなかったりといった具合に、季節性の性格が強いものになっていくのだろう。
 まただとすれば、現代ビジネスのインタビューで根路銘国昭氏が指摘しているように、この感染症の流行は3月までに終わる可能性はかなり高いと見るべきだろう。それに疑問を呈する向きからは、シンガポールやタイで流行しつつあるように、気温が上がるからといった理由でそれが終わると考えるのは道理に合わないと反論している。しかし、通常の季節性インフルエンザが流行する際にも、先進国と同様にそうした地域でも感染者が拡大するものである。またインドネシアで今回の新型肺炎の感染者の報告がまったく出ていないのは、実際には感染者がいても当局がそれをつかんでいない可能性はあるが、同国特有の高温多湿の気候のなかで、多くの人たちが冷房に頼らず風通しの良い高床式の家に住んでいることが関係している可能性を考えるべきだろう。


 明日もこの続きを掲載します。
 明日は、日本人にまったく感染しなかったSARSとは異なり日本人にも感染が拡大しつつありますが、どうして日本人の間でこの新型肺炎を蔓延させようとしているのかについて、米権力者が意図するものを考察したいと思います。
 また、今週も先週と同様に、1日多く22日の土曜日まで掲載するのでよろしくお願いします。
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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。