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先週の動き・・・・米次期大統領の会見の内容が希薄でドル弱含み継続

 先週の国際金融市況は株価が総じて上値の重い展開を継続した。
 週前半は11日のドナルド・トランプ次期米大統領の会見を控えて利食い先行の動きになった。イランの輸出増加観測や石油掘削リグ稼働数の増加による米シェールオイルの増産観測から原油相場が軟化したことも嫌気された。その後、注目されたトランプ次期大統領の会見では経済対策についてまったく言及されなかったため、失望感からさらに利食い売りが進んだ。
 それにより、米株価はダウで11日に前日比100ドル近く上昇したのを除いて下げ続け、なかなか2万ドルの大台に乗せられなかった。また、日本株は為替が円高気味に振れたことにも圧迫された。

 為替相場も株価と同様にポジション整理が進んだことからドル安気味に推移した。
 ドル・円相場は週初9日には1ドル=117円台で推移していたが、トランプ次期大統領の会見を控えて下げていき、さらに会見の結果を受けて12日のロンドン市場では113円70銭台まで一段安になった。ただ、その後多くの米連邦公開市場委員会(FOMC)委員が今年の3回の利上げは妥当といった内容の発言をしたことから下げ止まり、114円台後半を中心とする動きになった。

 ユーロ・ドル相場もドル高調整が進んだことから底堅く推移した。特に12日に公表された欧州中央銀行(ECB)理事会での議事要旨で、量的緩和策の軌道について委員の間で意見の食い違いがあったことや、購入する債券が不足していることについて協議されていたことが明らかになったことがユーロの買い戻しを誘った。
 それにより、週後半には1ユーロ=1.067ドル台まで上昇した。


 今週は明日に今後の市況の見通しを述べたうえで、明後日以降の2日間で次期米政権の政策や閣僚人事の主導権を次期副大統領が握っており、それにより次期政権の背後でつらなる勢力やその性格について考察します。
 週末にはそれによる日本との関係についても検証します。
 よろしくお願いします。
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早速詳細なご回答をメールで頂きありがとうございました。コンドラチェフ・サイクルやヘゲモニー・サイクルの具体的な時期をご提示頂きよく認識できました。毎日拝読しています。今週の記事も楽しみにしています。よろしくお願いいたします。

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プロフィール

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永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。