FC2ブログ

記事一覧

INF廃棄条約の破棄表明に隠された本質

ポイント・今回のINF廃棄条約の破棄宣言は、中国がその制約を受けずに着々とそれを配備してきたなかで、当然のことながらその中国への対処を意図していておかしくない。・それ以外に核兵器の増強に向かっている目的には、トランプ政権が駐留米軍を撤退させて属国群を独立させていきながら中国を相手に「新冷戦」体制に持ち込もうとしているなかで、自陣営を統制する手段にしようとしていることがある。・さらにそれ以外には、通...

続きを読む

米ロ対立と軍事バランスの変遷

ポイント・INF廃棄条約は80年代後半に、経済状態が著しく悪化していたソ連と「双子の赤字」の膨張が懸念されていた米国との間で結ばれたが、通常兵器とは異なり抑止力に過ぎない核兵器はいじするだけで高額の費用を要するので当然の動きだったといえる。・00年代に入り民族主義的な性格が強いプーチン政権が誕生してからロシアと米欧の関係が悪化していき、ブッシュ政権ではグルジア問題で対立してリーマン・ショックを引き起こ...

続きを読む

米雇用統計の内容はタカ派的だが・・・・

ポイント・FRBはイエレン前議長時代にコスモポリタン系のG30から派遣されたフィッシャー副議長主導でタカ派的な金融政策姿勢が推進された後、パウエル現議長は朝鮮戦争の終戦宣言を目指してハト派的な姿勢に転じたが、中国敵視姿勢になったことでタカ派姿勢に回帰。・今回の米雇用統計は失業率が不変も労働参加率が0.2ポイントも上がり、NFPも事前予想を上回るタカ派的な内容になったが、NFPがその2日前に発表されたA...

続きを読む

トランプ大統領の中国に対する楽観的な姿勢の背後に見えるもの

ポイント・先週は今月末の米中首脳会談を巡りトランプ大統領が楽観的な見通しを述べたことが好感されて株価が上昇する場面が目に付いたが、大統領がどうしてそうした発言をしたか、気になるところだ。・米権力者層の間では、コスモポリタン系が米国の覇権維持の観点から中国を撃滅しようとしているのに対し、ナチズム系は米系資本が“寄生虫”のごとく中国そのものを“蚕食”していき、「一帯一路」構想に乗ってグローバル規模で利権を...

続きを読む

先週の動き・・・・米中貿易摩擦の楽観的な見方から株高の場面が目に付く

ポイント・株価はこれまでの動きを継続して動意の激しい展開となったなか、トランプ大統領が今月末の米中首脳会談で貿易問題で楽観的な見通しを示したことからリスク選好が強まり、日米ともに上伸する場面が目に付いた。・外国為替市場ではリスク選好から円安含みになった一方で、ドイツの政局不安やユーロ圏経済の悪化等から週央にかけてユーロ安が進んだ後、英中央銀行の理事会を機にポンド高が進んだことに追随して週後半にユー...

続きを読む

プロフィール

17894176

Author:17894176
永山卓矢と申します。
有限会社ナリッジ・クリエイション代表です。
現在、マクロ経済の分野でアナリスト業務を中心に活動しています。
フリーの立場で従来のマクロ経済や金融市場分析に限らず、その背後の政治的な権力闘争に至るまで調査活動を行っています。
これまで、月刊誌『商品・証券・金融先物市場』とその後継の『フューチャーズ・マーケット』や投資日報社などの大部分のインタビュー記事の作成をはじめ、他の情報媒体の市況執筆に携わってきました。
また、『「実物経済」の復活』(副島隆彦著 光文社刊)』はじめ、著名評論家の著作本執筆の実質的な共著や補助などの業務に携わってきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。